核保有発言は意図的なお漏らし?森永康平「金融側の世界でも使われているやり方」
お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜11:30~15:00)12月22日の放送では大竹と経済アナリストの森永康平氏が、高市政権の官邸筋から日本の核兵器保有が必要という発言があったことに関する東京新聞の記事を取り上げた。
大竹まこと「閣内の人がオフレコで『核保有が必要だ』ということを発言して……このオフレコ発言というのがもしかしたら逆にリーク。今なら言ってみても良いのではないのかという、わざとオフレコの発言をしたのではないかという流れを感じるんですけれどもどうですか?」
森永康平「確かにそういう技というか、やり方は金融側の世界でも使われている。僕は”お漏らし”と呼んでいますが。意図的に書かせるというか、でも自分から書けとは言えないから『オフレコですよ』と。今回の発言が本当にオフレコのつもりで言ったのに書かれてしまったのか、いわゆる意図的なお漏らしなのかというのはわからないですけれど、どちらにせよ意図的に書かせているのだとしたら安直ですし、逆にオフレコのつもりだったとしたら人を見抜く力が無さすぎますよね。この人はオフレコだと言ったらちゃんと守る人なのか否か、それを見抜く力ぐらい持っておかないとこういうことが起きてしまいますよね」
大竹「オフレコにしても……という感じもありますよね」
森永「議論するのは僕はしたら良いと思うんですよ。全く議論しないのは変な話なので。ただその先に日本としてどういうポジションを目指しているのかというのがあったうえでの発案なのか、思いつきでとりあえず言っちゃいましたなのか。そのあたりも今後見ていかなければいけないなと思いますね」
大竹「均衡を保つための抑止力としての核という意味合いが各国強くなっているよね。しかし全ての国が核実験なんかできない。そうなってくると核保有国と特別な契約を結ばなければならなくなりますよね。この核抑止論というのが各国に飛び火していくとどうなるのか、実験ができない国はどこに頼るのか、頼った見返りに何を差し出さなければならないのか。今日本はアメリカと軍備を強くするというので色々な武器を買っていますが、そのうえにまだ起こることがあるのか……そこも心配の種ですよね」
〈参考〉
米、日本の核保有論けん制か 「不拡散の国際的なリーダー」
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