【お天気気象転結】2025年を振り返る
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。
▼12月26日配信号 担当
鈴木純子
2025年、あなたにとってはどんな一年でしたか?
気象で振り返りますと「新語・流行語大賞」で「二季」がトップ10に選ばれたように、地球温暖化の影響で日本の四季が短くなり、夏と冬の季節が長く続くという傾向が続きました。
また日本気象協会は「2025年気象予報士が驚いた瞬間3選」を発表。それによりますと、「国内歴代最高気温 一気に0.7度更新」。8月5日に群馬県伊勢崎市で最高気温41.8度を記録したこと。
このほか「統計開始以来最も早い梅雨入り・梅雨明け」「東京で豪雨 23区で警戒レベル5発令」9月11日に都内で記録的短時間大雨情報が相次いで発表され、大田区や品川区などで警戒レベル5の「緊急安全確保」が発令されたこと、が挙げられました。
気象災害では9月静岡県牧之原市から吉田町にかけての竜巻被害や、10月台風22号23号による八丈島の被害など。
地震は12月8日に青森県八戸市で震度6強を観測し岩手の久慈港で70センチの津波を観測するなど各地に津波が到達。「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されました。
被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。災害からの復旧復興が進むことを願ってやみません。年末年始、家族で集まる機会も多いと思います。いざというときの連絡方法や集合場所、避難経路の確認、非常持ち出し袋の確認をしておくことをお勧めします。

△残間里江子さんと
今月、残間里江子さんとお会いしました。
今年3月まで文化放送でお届けしていた「大人ファンクラブ」でご一緒していた残間さん。ぜひゆっくりお話したいとお願いしていたところ、忙しい合間を縫って、時間を作ってくださいました。
残間さんに相談したかったのは、今後私の進むべき道について。こんなこと言われても困ると思うのですが残間さんはじっくり話を聴いてくださいました。
私は前回このコラムで紹介した熊本県水俣の「からたち」の温州みかんをお持ちして、水俣病事件で海を奪われた漁師さんたちが陸に上がって甘夏を作り始めたストーリーを語ったり、知的障害のあるアーティストのプロダクトを展開する「ヘラルボニー」の作品をお持ちしてその素晴らしさを語りました。
すると残間さんが、「純子さんのやりたいことってこういうことじゃないの?」とつぶやかれたのです。ハッとしました。私のやりたいこととは、「困難を乗り越えて社会の一隅で独自の輝きを放っている人たちの活動を伝えること」『長野智子アップデート』でも「ヘラルボニー」や、嚥下障害のあるお子さんを持つ家族のコミュニティー「スナック都ろ美」などを紹介してきました。残間さんと話すことで自分のやりたいことが明確になりました。これを今後にどうつなげていくかを考えます。残間さんとの会合は私にとってのクリスマスプレゼントでした。
年明け1月12日(月・祝)にも「スナック都ろ美」の通販サイトオープンの話題を4時のアップデートで紹介します。是非是非皆さんお聴きください。
今年も「佳子・純子のお天気気象転結」をお読みくださりありがとうございました。来たる年が穏やかで希望に満ちた年になりますように。
来年も胸が熱くなる、思わず笑顔になるような話題を一つでも多く伝えたいと思います。
気象予報士 鈴木純子
関連記事
この記事の番組情報


