小島慶子の２０２５年の重大ニュースは高市政権の誕生

番組パートナーの小島慶子は、高市政権の誕生が自分にとっての今年の重大ニュースであると話した。

小島は「（日本で）女性の首相が誕生したということは大事なこと。日本は先進国の中だけでなく、周辺国と比べてもジェンダーギャップが大きい。そしてこの課題を解決するために必要なことは、ジェンダーギャップを解消する必要があると考えて実際に行動する人を、意思決定の場に増やすことだ。その観点から高市政権の誕生を見ると、0だった女性首相経験者が1になったのはいいことだが、高市首相がこれまで述べてきた考えと、今進めている選択的夫婦別姓への後ろ向きな姿勢から、ジェンダー平等を推し進める人をリーダーに選ばなくてはならない時代に、背を向ける人がリーダーになってしまったっということは、深刻であると思っている。」と述べた。

また、戦後80年の年にこの高市政権が誕生したことについて、以下のように述べた。

「私の両親は戦争を経験した子どもたちでしたが、私は戦争を経験していないので、自分の子供に二度と戦争をしてはいけないとどのように伝えたらいいのかすごく悩んだ。そんな時半藤一利さんから言われたのは、『戦争を知らない人でも平和活動ができるという言葉だった。戦争はある日突然始まるのではない。普段の、日常生活の中にある差別とか、暴力とか、不平等な制度とか、そういうものが全部戦争の芽である。平和な時代に生まれて平和な時代を生きている人は、普段の自分の日常生活の中から、そのような芽をこまめに取り除いてください。それが平和な時代に生まれたあなたたちができる平和活動です』という言葉だった。

また、緒方貞子さんにこう問うたことがある。『戦争はいつになったらゼロになるのでしょう』と。緒方さんは、『戦争はゼロにはできないでしょう。残念ながら、戦争は必ずいつもどこかで起きてしまうでしょうけれども、きっと戦争を無くすことができるに違いないと信じて行動する人にしか、世界を変えることはできない。』とおっしゃった。

今の高市政権には、これらの言葉と反する言動が多々出てきているので、私は非常に危惧している。」と話した。

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