「常盤貴子 能登に寄せて~声でつなぐ復興の輪~」常盤貴子が涙した理由は?

「常盤貴子 能登に寄せて~声でつなぐ復興の輪~」常盤貴子が涙した理由は?

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能登半島地震から2年。
元日午後2時半~5時にお送りした特別番組「常盤貴子 能登に寄せて~声でつなぐ復興の輪~」
能登を応援し続けている俳優の常盤貴子さん、野村邦丸アナウンサーの二人が、時に涙し時に大笑いしながら自然体で2時間半お届けしました。

常盤さんがなぜ泣いたかというと…番組冒頭、東京で録音した街の人の声を聞いたから。
50人に「2024年の元日に起こったことを覚えていますか?」と聞いたところ、答えられた人はわずか7人ほど。
「ごめんなさい。覚えてないです」「思い出せないです。2年経ってるんで復興状況は…わからないです」「ごめんなさい。何も思い出せなくて」「能登の復興状況について何も知りません。関心がやはり…時が経っちゃうと」「覚えてない。コロナ?」

といった内容の街の声。

邦丸:「聞いてどうでした?」
常盤:「衝撃でした。自分が今までこの2年間一生懸命…(涙)すみません…(涙)こう、発信しようとやってきたんですけど こんなところでこんな感情になるのは…こんなつもりじゃなかったんですけど…」

常盤さんは震災前から震災後も頻繁に能登に入り、能登を応援する活動を続け発信してきました。珠洲焼の応援団長、能登半島の現状をテーマにした映画への出演、輪島塗の漆器のチャリティー販売会、能登を支援する「あいの風Project」「一人一花運動」など様々な活動をされてきました。しかし東京の人の関心はここまで薄い。皆さんそれぞれの生活で忙しく、災害が頻繁に起きる日本ではこれが現実の声なのかもしれません。

番組では「能登の人々の今の声」をお送りしました。
能登半島の北東部、能登町で250年酒蔵を営んできた老舗「松波酒造」7代目 金七聖子さん
地震で酒蔵や店舗、自宅が全壊した跡地に、去年9月「トレーラーハウス」の仮設店舗をオープンしました。


金七さんは、現在金沢のみなし仮設に住んでいて、片道4~5時間かかって能登町松波地区の元の場所に再開した店に通っています。
なぜ元の場所に店を再開したか…建物の解体が進み更地が増え、人がいなくなってしまった故郷の風景を変えたいから、また日本酒の製造販売の免許は地番に紐づいているからだそうです。
大好きな「TM NETWORK」に支えられながら、明るい笑顔で一歩一歩、前に進んでいます。

七尾市の和倉温泉「美湾荘」の若女将・多田直未社長

地震で3棟ある建物の真ん中1棟は傾いて解体するしかなく、他2棟も大規模な修繕が必要という被害を受けました。
去年11月一般客の受け入れを再開。和倉温泉の組合加盟の旅館のうち、再開できているのはまだ半数ほどにとどまっています。
多田社長は再開ができて嬉しい、しかし雇用調整助成金がこの年末で打ち切りになり「雇用の問題」が大きな課題だと話していました。
和倉温泉では護岸に工事用の道路を作り、護岸の修理や旅館の解体を進める大規模な工事が行われています。
「仮設道路や重機が広がっている中で、その向こうにはいつもと変わらない美しい七尾湾の景色が広がっている。震災から立ち上がろうという力強さも感じてもらえる。東京から能登は近い。ぜひ和倉温泉に来て、今しか見られない風景も見て下さい」と。



邦丸さんは輪島市町野町の仮設住宅「第一仮設団地」を訪れ、住民の方々のお話を伺いました。

田村玲子さん、崎田祐子さん、池口廣人さん、坂本直好さん、池端道彦さんが率直に話をしてくださいました。





仮設住宅は4畳半と小さなキッチンにご夫婦2人で、6人家族も2部屋にキッチンという狭さです。年末年始に孫が来ても泊まる所がない、前は11部屋あったり建坪50~60坪の家に住んでいらっしゃったそうです。
それでも慣れたと話していらっしゃいましたが「災害は自分にふりかからないとわからん」「人に期待するのではなく、自分らが意識してやらないと」「他人(ひと)とのつながりが大事」という声もきかれました。

こちらは町野町「もとやスーパー」の本谷理知子さんと邦丸さん

理知子さんは「70過ぎてこんなに密度の濃い人生を歩むとは夢にも思わなかった。若い時の苦労は今の苦しみを乗り越えるための助走、人生に無駄はない。今、南海トラフとか騒いでいる、関東の人は大地震にあったときどうするか考えているのか、今から考えておくべき。その人達が能登に疎開してくる可能性もある、こっちに来れば食べ物には困らない。こんだけみんな苦しい思いをしたから受け入れると思う、みんな」とも。

常盤さんは建物が解体された更地に花を植える「一人一花 IN 能登半島」という活動のアンバサダーでもあり、実際に能登各地で花を植える活動をされています。
そのうちの一つ七尾市石崎町で一緒に花を植えた大松洋子さんも電話出演。常盤さんと一緒にお花植えをした時の様子を楽しそうに話して下さいました。

こちらは七尾市石崎町で常盤さんと一緒に「お花植え」をされた大松博一さん、竹内祐子さん、民間災害ボランティアセンターの澤田愛さん、野崎和江さんです。


また、東京の大学を1年休学して輪島市門前町黒島地区で暮らした慶應大学3年生・飛川優さんもスタジオに来てくれました

飛川さんは2024年4月に能登にボランティアに入り瓦礫の片付けなどをしたあと、2024年10月~去年11月まで大学を休学して黒島のゲストハウスで仕事をしながら生活されました。
「祭り」を体験し「これをふるさとって呼ぶんだな」と感じたとか…豊かな暮らしや文化にふれて、地元の郷土料理も教えてもらって作ったそうです。
「能登に足を運んでいただいて、能登に住んでいるみなさんとお話してもらいたい」と話していました。

常盤さんは『震災のあとに能登の方々が「これからは能登にとって1月1日はおめでたい日ではなくなりました」と言われたことが頭に残っている。今日この日にラジオ聞くということで能登に思いを馳せて下さる方が一人でもいらっしゃることが私にとっては救い。きょうは聞いていただけたことがありがたい。人の繋がり、能登をきっかけに広がっていく、未来が楽しみ、一歩一歩前に進んでいきたいなって思える1月1日です』と。

聞き逃した方はradikoでぜひお聞きください。


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