大学を1年休学し能登で暮らした慶應大学3年生・飛川 優さんに聞く

大学を1年休学し能登で暮らした慶應大学3年生・飛川 優さんに聞く

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毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお送りしている番組です。

能登半島地震から2年が経ちました。
災害関連死を含む死者・行方不明者は700人。直接死は228人不明者は2人。今でも1万8000人以上が応急仮設住宅に身を寄せています。
去年11月下旬、特別番組「常盤貴子 能登に寄せて~声でつなぐ復興の輪~」の取材で、野村邦丸さんが輪島市町野町の第一仮設住宅に暮らしていらっしゃる方にインタビューしました。
仮設の部屋も見せていただきましたが、4畳半の部屋にお二人で、6人家族の方も4畳半・6畳・6畳の部屋に住んでいらっしゃいます。
「慣れた」という声と「プライバシーがほしい。一人になる時間が大事」「孫が来ても泊まる場所がない」という声も聞かれました。

家を建てようとされている方もいらっしゃいましたが、業者さん不足でなかなか進まない、建築費用も高騰している、高齢の方はローンを組むのも難しい、住まいについてはなかなか再建のめどが立たない方も多くおられます。
人口流出の問題は各地で聞きました。奥能登の4つの市と町でおよそ13%減ったという数字は出ていますが、住民票を移さず、奥能登から金沢や他県に移った方もいらっしゃるので、数字で見る以上に人口が減っている、とくに若い人が減っているということです。地元に残っても仕事がない、仕事をして子どもたちを育てていかなくてはならない、だから出ていくという状況の方もいらっしゃいます。
そんな中、若い人がボランティアなどで能登に入っていくというケースもあります。
きょうの「防災アワー」は、震災のあった年にボランティアで輪島市に入り瓦礫の片付けなどをされた後、大学を1年間休学して輪島市門前町(もんぜんまち)の黒島地区で暮らしたという慶應大学3年生の飛川優(とびかわ・ゆう)さんへのインタビューをお送りしました。

飛川さんはボランティアとして2回能登に入り祭りを体験。地元の人から脈々とつながる豊かな暮らしや文化について聞く一方で、目の前には被災した風景があってもどかしい気持ちになり、現地でできることがあるならば…という気持ちになったそうです。
1年間暮らしてどうだったか伺うと「一言では言えないがたくさんのことを教えていただいた。防災を学んでいる身として被災地を実際どうやって復興させていくのか、被災された方の気持ちなどを学ばせていただいたが、それ以上に自然や人とのつながり、豊かな暮らしを1年間体験させていただいた。その経験は大きかった。いつでも帰って来いよ、と言ってくださる方がいる、自分の中では能登はふるさと、帰る場所ができたという気持ち、ありがたい」と話していました。

きょうの「防災アワー」聞き逃した方はradikoでぜひお聞きください。

特別番組「常盤貴子 能登に寄せて~声でつなぐ復興の輪~」こちらから。(1月7日まで)

気象予報士・防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子

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