森永康平「完全に、覇権主義ですよね」米がベネズエラ大統領拘束 その意図は?
お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜11:30~15:00)1月5日の放送では大竹まことと、経済アナリストの森永康平氏がベネズエラ情勢に関する朝日新聞の記事を取り上げた。
大竹まこと「なんだか覇権国家のやっていることと変わらないんじゃないかなという気がしますけれど、康平くんはどう思いますか?」
森永康平「そうですね。ある程度中国に対する牽制もあるのかなと個人的には思うんですね。このニュースが出てからいろいろな意見がネットでは見られていて、むしろアメリカが今回国際法を無視して他国にさっと行って、大統領を掻っ攫ってきたようなものですから。そんなことが許されるんだったら、それこそロシア、ウクライナの件だって、中国、台湾の件だって文句言えないだろうと。なので、逆に言うと、中国がもし台湾に攻め込もうってなったときの、あれがいいっていうんだったらうちもいいだろうっていう口実を作らせて、やりやすくしたんじゃないかっていう指摘もありますね。
ただ一方で、他の見方もできるなと思っていて。中国は、仮に台湾に進行した場合何が起きるかというと、国際的な反発を受けて、経済制裁食らいますよね。実際これはロシア、ウクライナの件で見られた話で、ロシアがウクライナに行った瞬間にG7を中心に経済制裁をして、例えばロシアの原油を買うなとか、ロシアにエネルギーを送るなとか、いろいろとやったと。
中国が台湾を統一するというのは、もうずっと前から言ってる話なんですね。でもいざ統一しますって動いたら当然経済制裁を食らう。ではG7が制裁をかけてきても全然問題ないようにするにはどうするかというと、それ以外のところから資源を輸入したりしましょうと。まさにベネゼラがそのうちの1つになってたわけです。しかし、今回それをアメリカが抑えたことにより、他からカバーしようと思ってた選択肢を潰されてるわけだから、見方によっては台湾振興をやりづらくしたっていう見方もできるんじゃないかなと思ったんです」
大竹「なるほど、そうか」
森永「ただ一方で、トランプさんはもう明確にG2という発言をしているわけです。もうG7じゃなくてG2。極端な話、地球を半分に割ってね、アメリカはこっち、あんたたちはこっちというような話もしてるのは事実としてあるので。そう考えると、そのアメリカが南米に行くぶんにはお前ら口出すなよと。その代わり、中国がアジア圏で何をしても基本的にアメリカはノータッチていう姿勢を強固に見せてしまったっていう指摘も十分あるなと。ただ、正直今の時点ではどっちなのかはわからない思うんですよね。
だから、高市さんがXで何も言ってないような感じの投稿したことがあったけれども、僕は逆にあれで良かったのかなと思ってます。変にこのタイミングで何も見えてない状態で、どちらかに触れた発言をすると、それこそ台湾の存立危機だって、それが中国との関係悪化したって騒いでるわけだからそれはそれでまた同じことになるんじゃないのと思ったので」
大竹「国際法に照らし合わせても、やっぱりアメリカが踏み込んだということだよね。1歩も2歩も踏み込んで、それがトランプ大統領のディール、石油利権みたいなことに繋がってる。康平くんの意見はある意味わかるんだけど、やっぱり大国がいろいろな国に何をしても、許されちゃうのか。ロシアしかり、アメリカしかり、やってることは一緒か、ということにもなっちゃうよね」
森永「完全に、覇権主義ですよね」
大竹「うん、そうなんだよ」
森永「歴史を見ていくとわかる通りで、完全にもうそっちに振り子が触れてきている。大国がどんどん小国を飲み込んで、より大きくなっていく。そして最終的に残ったところが、パワーバランスで、俺たちは喧嘩しないでおこう、その代わり、それ以外のところは何をやっても口出すなよ、というような統治の流れになっちゃってるなという印象はやはりありますよね」
〈参考〉
米が「ベネズエラ運営」 トランプ氏主張 石油権益に狙い
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