立憲民主党・公明党の選挙協力 高市政権への牽制か
1月13日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、立憲民主党と公明党の選挙協力の動きについて意見を交わした。
“30分間に及んだ会談”くらいではどうしようもないですよね
高市早苗首相は1月12日、地元・奈良県に入った。首相就任後初の「お国入り」で、1月13日、韓国の李在明大統領と奈良市内で首脳会談に臨む。1月23日召集予定の通常国会冒頭での衆院解散の是非に関しては沈黙を貫いたまま。
一方、立憲民主党の野田佳彦代表と公明党の斉藤鉄夫両代表は、1月12日東京都内で会談し、選挙戦での連携を今後検討する方針で一致。
首相はすでに、衆院選の候補者擁立作業を急ぐよう一部の自民党幹部に指示。一方で周辺には、解散について「まだ決めていない」との考えを伝えている。
1月12日の立憲民主党と公明党の党首会談は、野田代表が呼びかけおよそ30分間に及んだ。野田代表は会談後、「選挙ではより高いレベルの連携をしようとの基本的な合意ができた」と説明し、「中道改革の拡充でも意見が一致した」と語っている。
「立憲民主党と公明党の選挙協力の検討ですが、田中さんはどうご覧になりますか?」(寺島アナ)
「立憲民主党は日本共産党とも選挙協力をしていたはずなので、共産党と公明党といったら天敵ですよね? そこら辺がどうなるのかな?という素朴な疑問もあります。そうなると“中道改革の拡充”っていう感じじゃないですよね?」(田中氏)
「そうですね」(寺島アナ)
「左にも大きくウィングを伸ばすつもりなのかな? 公明党の支持層からもツッコまれるんじゃないですかね。“党首会談はおよそ30分間に及んだ”とか言ってますけど、“たった30分”という見方もありますよね?」(田中氏)
「そうですよね!」(寺島アナ)
「本当に選挙協力を突っこんでやるんだとしたら、党首同士が直接、他の幹部も従えて膝を突き合わせてやらないと。しかも噂されている、国会の冒頭で高市さんが本当に“解散する”なんてやっちゃったら、とても“30分間に及んだ会談”くらいではどうしようもないですよね」(田中氏)
「ええ」(寺島アナ)
「ここら辺は、“高市政権の解散”への牽制をしているわけですよね。世論調査で、明らかに立憲民主党も公明党も伸び悩んでいるのは間違いないんで。“立憲民主党としても公明党としてもできるだけ高市政権を牽制したい”ということの現れなんじゃないですか?」(田中氏)
公明党といえば各小選挙区に1万~2万票持つとされている。党内には複雑な思いも渦巻く。自民党との連立を解消したとはいうものの、地方の公明党の関係者は「およそ26年間の自民党と公明党の連携の残像を振り切れない」と語っている。立憲民主党と協力するメリットは乏しいという見方もあって、公明党の若手議員は「立憲民主党と協力したとして、向こうは公明党にどれだけ票をまわしてくれるのか?」と疑問を呈した。
公明党は自民党との連立解消に伴って、「今後の国政選挙では他の党の推薦などの選挙協力は行わない」と決めている。
「“26年間、連立政権で与党の立場にいた公明党の今後はどうなっていくのか?”というところですね」(寺島アナ)
「公明党としては“高市政権が短命化して、連立に戻りたい”というのが戦略としてあるんじゃないですか? だから色んなところでレアアース規制に絡んで、中国側のメッセージに近いものを公明党は日本内部に発信して。そういったものに右往左往する日本国内の勢力に近い形で、高市政権に揺さぶりをかけるのが今の戦略なんじゃないですか」(田中氏)
〈出典〉
立公、選挙協力の協議着手も… 公明内から「自民の残像振り切れない」「メリット乏しい」 | 産経新聞(https://www.sankei.com/article/20260112-NZXFVYOUH5OTDJSIXYECC6DWEU/)
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