「資本主義が末期症状だとは私も思ってる」大竹まことが経済学者に聞く 脱成長とは?
お笑い芸人の大竹まことが同世代や全世代の男女に向けてお送りしているラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜11:30~15:00)。1月19日の放送は、筑摩書房から発売中の『資本主義はなぜ限界なのか ――脱成長の経済学』の著者であり、立命館大学経済学部准教授で経済学者の江原慶氏を招き、本の内容について伺った。
大竹「今回は『資本主義はなぜ限界なのか』。帯には『斎藤幸平氏絶賛』とあります。斎藤幸平さんも脱成長みたいなことをたぶんおっしゃってたと思いますけども」
江原「そうですね」
大竹「どういうご関係がおありになるんですか?」
江原「斎藤さんは、大学の時から付き合いがあるというわけではないんですけれども、マルクスに関する研究をするようになってから海外とかでご一緒になったりとか。彼は海外に長くいて研究されていたので、そういったところとかで、お目にかかる機会が増えて、年が近いっていうのもあって、割合、親しくさせていただいてます」
大竹「まあ、資本主義はなぜ限界なのかって言われても、資本主義がちょっと末期症状だとは私も思ってるけど、でも、このまんま資本主義が弱っていっちゃうのかな、それともまたどっかで巻き返せるのかな、ぐらいのことを、じいさんとしては思ってるわけですわ。それを「なぜ限界なのか」と銘打つとなると、江原さんはもう終わってるぜと思ってる?」
江原「まあ、そうですね」
大竹「この世界は」
江原「世界が終わっていると言うより、日本や先進国を含めた経済体制に限界が訪れているのではないかという問題提起をしたいと思っています」
大竹「それ国で言うと、どこですか?」
江原「アメリカとヨーロッパですね」
大竹「EU諸国。もう限界だと」
江原「そうですね。あと、私は基本的に日本語で書いているので、日本でどう考えていくべきかということに関心が特にあります」
大竹「え~っと、リーマン・ショックがありましたね」
江原「そうですね。2008年ですね」
大竹「大阪の商社とか、株を取り扱うところとか、会社とか、まあ大変な目にあった。日本中がですけども。でも、なんとかかんとか低成長ながら今日までやってきたじゃないですか。ええと、一番打撃をあのとき受けたのはどこだったんですか?」
江原「リーマン・ショック自体はアメリカ発の金融危機、経済危機ですけれども、実は経済成長のデータで見ると、一番大きな打撃を受けたのは日本だったんですね」
大竹「あ、そうなの! へえ~」
江原「主な原因は、アメリカで消費が少なくなったので、そこに輸出していた日本企業なんかがダメージを受けて経済が大きく収縮したという理由です」
大竹「あれからですか? あんまり日本が成長してないような言われ方をしたのは」
江原「日本が成長してないと言われるのはもっと前からですね。バブル崩壊という90年代初頭ぐらいからずっと日本は成長してないと言われ続けているわけです」
大竹「給料が全然上がらない」
江原「そうですね。実質賃金が停滞して経済成長もしてない」
大竹「まあ、それには経済成長が欠かせませんけども、この意見に、あまり江原さんたちは与しない」
江原「そうですね。斎藤幸平さんも私も、ほとんど、ものごころついてからずっと経済成長していない時期を過ごしているので、経済成長しろしろと言われても実感がないっていうのが、一個人としての実感が、まずあるんじゃないかなと思います」
大竹「経済成長しなきゃ給料も上がんないじゃないかって、ちょっとみんな思ってると思うんですよ。そこは関係ないんですか」
江原「普通の給与所得者たちの生活がよくなるためには、もちろんお金あった方がいいわけですけれども、例えば〇〇してしまったら、あんまり生活実感としてはよくならないわけです」
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