過去と現在でも違う。「情勢調査」がどう行われているか
ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、2月2日の放送にジャーナリストの二木啓孝が出演。衆議院選挙の投票日が迫る中での「素朴な疑問」として、メディアで伝えられる「情勢調査」の実態について解説した。
長野智子「まず情勢調査って当たるんでしょうか?」
二木啓孝「当たるときも当たらないときもあります。ただ2021年、岸田内閣の情勢調査はどこのメディアも大ハズレ。そのときは各社、『岸田自民党、過半数割れ。立憲民主党、議席増』だった。自民党は過半数割れしなかったし、立憲は微増でしかなかった。なぜかというとこの年から、各メディアがインターネット、SNSでの調査を始めたんです」
長野「ああ~!」
二木「いつも当たるとは限らない。情勢調査って各選挙区の記者が取材していた生データが上がってくる。それを政治部出身のベテランの解説委員や論説委員が集まって判定会議を行う。永田町の常識を加えてくる。(集計されたままの)ローデータ、生データを出すと、各選挙の結果にバラつきがある。だから判定会議になる、というわけ」
長野「どうなんでしょうね」
二木「判定会議の前に各社の面々が『どう、どう?』と、他社のことを聞く。そんな情報がまわってくるから、優勢や劣勢などが、だいたい似てくると。それが間違うケースだった」
長野「情勢調査は相当、人の経験から出た感覚みたいなものが反映されている?」
二木「されているんです。生データのデコボコをベテランが直す、という言い方の判定会議の中で、経験則が入ってくる」
長野「それ、いりますか」
鈴木純子(文化放送アナウンサー)「選挙制度がどんどん変わっているわけですからね」
二木「今回の調査でいうと自民・維新が過半数となる勢い、中道改革が伸び悩む、と。情勢調査に関わった知り合いに聞いたら『今回は難しい』。なぜかといえば、高市支持がフワ~ッとしているのと、公明党票が読めない。いままで自民党に協力していたものが中道に行くけど、これがそっくり行くか、行かないか。その不確定要素が読み切れない。いま情勢調査の序盤が終わった。きょうぐらいから中盤の情勢調査が出てくる」
長野「インターネットやSNSの調査をしても、実際にどれだけの人が投票するか」
二木「リスナーの方でも携帯に『調査です』と、かかってきたことあると思う。面倒な人は切るでしょう。昔は面談だった。じつは学生時代に世論調査の面談のバイトをしたことがあるんです。『○○新聞』というボールペンを持って、これ差し上げるからどうですか、と」
長野「あら」
二木「そういうようなことから固定電話になって、携帯も入れて。今度はネットに。固定電話って昼間に出る人は高年齢の人がけっこういるから、データが偏る。民意が反映されているのかどうか、調査している人たちも不安だ、ということです」
このあとも情勢調査や、投票方法の他国の違いなどが語られた。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。
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