衆議院選挙、争点が問われないまま進む危うさ

衆議院選挙、争点が問われないまま進む危うさ

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大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日11時30分~15時)、2月4日の放送にネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』主宰でジャーナリストの神保哲生が出演。2月8日に迫った衆議院選挙についてコメントした。この記事では選挙における「争点隠し」を取り上げた部分を抜粋する。

 

大竹まこと「きょうはなんといっても選挙のお話だと思います。いかがですか?」

神保哲生「ここまでの情勢では自民党のひとり勝ち、その分、というほど中道改革連合がひとり負け、という数字が出ているんですね。それが本当の意味で民意なら、そうなんだと思います。ただやはり問題があるだろうと。選挙の本来、問われている争点が(見えない)。メディアがダメだから。政権党は争点隠しを行うんですね。自分たちがやろうとして、必ずしも広い支持が得られないことは前面に出したら損ですよね。これを言えば誰もが喜ぶ、という、ふところが温まる経済や景気の話が多い。それは思い切り前面に出してくる」

大竹「はい」

神保「でもそこは怪しいものが多くて。たとえば消費税。自民党も選挙前になって減税を言い出しているけど『国民会議で検討する』として、やるとは言っていない。それが前面に出ている。一方で国のかたちを変えるような大きな変革を、と高市政権は維新との連立合意書でしている。維新との連立の信、私自身が総理であることの信を問うと。過半数をいただいたらそれを強烈に進めたい、とも言っている。なら、それを見ないとヤバくないですか、と」

大竹「おっしゃるとおり」

神保「見たうえで、それでも自民党が圧倒的支持、というなら民意ですよ。でも政党や候補者はなるべく隠そうとする。そこはメディアがひっくり返さないといけない。でもやらないんですよ。たとえば僕、自民党と日本維新の会による連立合意書を要約したものが手元にあります。ほとんど争点になっていない。それから安倍メソッドを忠実にとりいれている。安倍さんはアベノミクスという非常にキャッチーなキーワードを使った。でも日本経済は成長しなかったわけです」

大竹「はい」

神保「アベノミクスを前面に出しながら、安保法制、集団的自衛権を可能にする、共謀罪新設といった、国のかたちを変えるようなことを、僕の見方では行いたかった。それを前面に出すと過半数の支持が得られない。なので経済を前面に出す、経済の総理です、という顔をする」

大竹「うん」

神保「それが争点隠し。しかもイメージ戦略的にうまかった。要するに株価が上がる、ガソリン価格が下がる。そういったことが、政治のことを細かく見ていない人にとっては強いインパクトを残すんです」

大竹「身近ですからね」

神保「大事だけれど、もしかするとそれによって日本の10年、50年、100年に関わる問題が隠れてしまうのだとしたら(危ない)。いまの自民党がこういうレベルで『圧勝、圧勝』となってしまっているところは未来に禍根を残すのではないか、と心配しています」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午前11時30分~午後3時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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