【お天気気象転結】23区のマンション価格に気温、どこまで上がる?
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。
▼3月6日配信号 担当
伊藤佳子
この1週間も気温の変動が大きかったですね。
3月5日~19日までが24節気の「啓蟄(けいちつ)」。冬ごもりをしていた虫たちが土の中から出てくる頃という意味です。虫だけでなくスギ花粉もピークを迎えています。花粉が飛びやすい3K「高温」「強風」「乾燥」さらに「雨上がりの日」は花粉症でない方もご注意ください。


さて、卒業・異動・転勤のシーズンです。お部屋探しや引っ越し準備で苦労されている方もいらっしゃるでしょう。私の身内にもいます。これまで勤務先の寮だったので23区内でも安く住めていたのですが、ついに出なくてはならず…。築35年の部屋にこれまでの3倍の家賃を払い引っ越すことになりました。敷金・礼金などの初期費用に引っ越し費用、けっこうな金額になります。
東京23区の去年の新築マンション価格は平均1億3600万円、中古マンションも今年1月でみると1億2000万円、その高騰ぶりには驚くしかありません。投機目的で購入し、短期で転売するケースが増え、外国人も含めた投資家だけでなく、パワーカップルも転売に走っているとか…。厚労省によると1年以内の転売がおよそ1割に増加しているそうです。
土地神話やバブルの崩壊を知っている世代からすると、何とも危なっかしく感じます。引渡し前の売却禁止などの転売対策はされていますが、国はもっと効果的な対策を打てなかったのでしょうか?
都心部のマンションは希少価値が高いでしょうけど、日本の人口は16年連続で減っていて、2050年にはおよそ1億人になると推定されています。地方の空き家問題も深刻ですが、23区内でも土地やマンションが余る時代が来るかもしれません。
都心部のマンション価格も「異常」ですが、気象も「異常」です。
気象庁で開かれた「異常気象分析検討会」の中村尚会長は、去年の夏ごろから続く「少雨」も「異常といっておかしくはない」と述べました。


また、この冬は温暖化の影響もあり海水温が高く、北海道から新潟県にかけて降雪量がおよそ7%増加したそうです。今後も温暖化が進むと日本海側の雪はかえって多くなるとみられます。
天候は人の力ではどうにもならないですが、物価高や東京のマンション価格は政治の力でなんとかできるのでは…?
気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子
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