自民党の派閥、なぜ復活の兆しを見せているのか

自民党の派閥、なぜ復活の兆しを見せているのか

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ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、3月9日の放送に政治ジャーナリストの角谷浩一が出演。政治資金の裏金問題を受けて、麻生派以外は解消した自民党の派閥に復活の兆しが見えている、という報道も出ている現状について解説した。

長野智子「派閥が復活しつつあるんですか?」

角谷浩一「メチャクチャ復活しつつあります。まず新人がたくさん(66人)増えたでしょう。それがフラフラしているなら『おまえウチ来いよ』となるのは当然です」

長野「『ウチ来い』という受け皿があるわけですね」

角谷「これがおもしろくて。去年の総裁選のころからですね。旧派閥の○○派、○○派というのがあったけど、これはもう政治団体も解散しているから、派閥の形はない。でも毎回、木曜の昼飯を派閥ごとに食べるのが自民党のルールだった。それを有志で集まろう、と。3人集まれば派閥ができる自由民主党の流れで、食べるようになって。派閥の事務所もなくなったところだから、国会の会議室を使うなど。そういうことがもう始まっています」

長野「かつての旧安倍派や岸田派などと同じようなメンバーなんですか?」

角谷「旧安倍派はそんなにちょこちょこできなかっただろうし、政治資金問題では安倍派がいちばんの問題派閥と思われているので、なかなかおおっぴらにはしなかった。でも選挙後はさっそく20人ぐらい集まってご飯、食べているみたいです。萩生田さんや西村さんはいま、党の幹部ですから。そもそも自民党の派閥について1978年に福田赳夫元総理・総裁が、『派閥解消しないとダメだ』と言った。派閥の事務所を皆、閉鎖しようと。やめたんですけどすぐに戻りました。1989年にはリクルート事件があって。政治改革の波が溢れるんです」

長野「はい」

角谷「小選挙区で派閥の役割として、あまりボス政治ができなくなるんじゃないか、と。選挙区で一国一城になるから、派閥にぺこぺこする人は減るのでは、と言われた。でも全然減らなくて。派閥が必要になった。公認権やそういうものが党執行部に握られている。結局、まとまってモノを言わないと閣僚に押し込む、といったことができなくなると」

長野「なるほど」

角谷「ついに2024年1月、岸田総理が『宏池会は解散する』と。岸田派の派閥を解散すると宣言して。そののち安倍派や二階派、森山派などがやめていく。ところが麻生さんは『悪いことしていないからやめないよ』と。その段階で岸田総理は麻生さんにモノが言えなかった。総理・総裁が何も。そこが最初の間違いだった。いよいよ旧二階派も返り咲いた武田良太さんがどうも夕ご飯を、集めて食べたと。岸田派は小泉進次郎さんに流れた人、林芳正さんに流れた人がいるので少し分裂気味で。それぞれでやっている感じです」

長野「へえ~!」

角谷「茂木さんも旧恵生会ですけど、ここもコバホーク(小林鷹之氏)を応援しよう、という動きがあって。茂木さん自身が候補者としているので、どういうことかというよりは、高市さんとの連携を強める、ということが目的かな、と思いますね。なぜ喉元過ぎたらすぐにこうなるかは簡単で、総裁選があるからです。総裁選は立候補する人が推薦人20人を用意しなければいけない。急に友達に声をかけて、来てもらえるわけではない」

長野「はい」

角谷「やはりこうして、絶えず関係を良好にしていくグループを持っていないと総裁選に出られないと。逆に言うと総裁選のルールを変えないと派閥はなくならないんですね」

「長野智子アップデート」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時、文化放送(FM91.6MHz、 AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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