日米首脳会談の総括、高市早苗首相と自民党のこれから
ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、3月23日の放送に政治ジャーナリストの角谷浩一が出演した。「日米首脳会談の総括と今後」をテーマに、高市早苗首相とトランプ米大統領による首脳会談を振り返った。
長野智子「(日米首脳会談について)率直な感想をお願いします」」
角谷浩一「いろいろな意見が世の中にあるのはけっこうですよね。緊急の世論調査だと日米首脳会談がうまくいった、と思っている人が世論の中で多い。表面的にはそういうことでいいのでは、と思います。ただ外交のプロや日米関係を専門としている方、政治の専門家から見れば、これで諸手を挙げていたら、日本はその場しのぎをした、と」
長野「うん」
角谷「その場はどうにか収まった、というのがニューヨーク・タイムズの表現だと思います。愛想と自制。とにかく愛想をよくした、と。奇襲攻撃の議論になって、『そこらへんは詳しいだろう?』なんて聞かれて、ここが話題になっている。でも本当の奇襲はクルマから降りた総理が、トランプさんが握手しようとしているところに、手を振り払って抱きついたことではなかったか、と」
長野「トランプさんもビックリしていましたもんね」
角谷「我々がトランプさんの言うことにビックリすることはあっても、トランプさんがそうなることはなかなか見たことない。でもこれが国際社会で通用する、立派、と褒められているとは思えないし、メディアによっては『媚びている』と厳しい表現が使われている。ニューヨーク・タイムズは見出しに“愛想”とあっても、写真は彼女がホワイトハウスで浮かれているようなところ」
長野「踊っているんですかね」
角谷「それは解明できないけど(笑)。写真をドンと見せて、このタイトルと中身だと、国際社会で強い評価を得ている、とはなっていないように思います」
長野「評価が高い、という部分だと。いろいろな記事を見ても、怒らせなかったことと自衛隊の派遣をしない、というところ。そこで評価をしている人が多い。もちろん、その場しのぎだった、という意見もある。所作に対するツッコミも。自衛隊の派遣をしない、というところで、高市さんが憲法9条を持ちだしてアメリカ側に説明したと。高市さんは改憲論者です。この辺りはどうご覧になりました?」
角谷「改憲論者で、なんなら今年や来年、改正したいと意気込んでいる高市さんが、ある意味で9条のおかげで日本の立場、高市さんの立場を守れ、トランプさんのご機嫌をとれたと。9条さまさまになっている。これを茂木外務大臣が披露するところもミソで。どういうつもりで言ったか憶測を呼びやすい」
長野「テレビで発言していますよね。どういうことですか?」
角谷「やはり自民党内を探ってみると、高市さんの役割は衆議院選挙の大勝で、もう終わったんだよ、と。自民党の劣勢を跳ね返したところまででいい。この先は予算を上げれば充分、役割を果たしたことになる、と。ここから彼女が何かしようとするなら、自民党も簡単ではないのでは、という見方が党内にあるんです」
長野「そうなんですね」
角谷「それはやはり、勝ったはいいけど若手の教育も大変。ポスト高市としてどういう人が、これから国のリーダーシップをどうとっていけるか。自民党に人材がそろっているわけでもない。人材の経験値が少ないところがある。昨今、復権している萩生田さん、西村さんだって経産大臣まで。何かまた無理難題を出したり、強引なことをしてきたりすれば、いままで強引に我慢してきたけど、もう無理かも、という空気は出てくると思うんですね」
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