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駒澤大学 大八木弘明監督取材

9月28日(金) くもり 26℃

 

台風が近づいてきてるのが分る早い雲の動きを眺めながら

大八木監督が待つ道還寮へ行って来ました。

5千m13分台のランナーが10人、1万m28分台のランナー9人を揃える駒澤大学。

もちろん、出雲駅伝優勝候補筆頭ですが、そんな大八木監督にお話を伺ってきました。

大八木監督:

ひとり、ひとりの気持ちにまだ波があり、チームとしての「強さ」が足りない。

その中で「強さ」をしっかり身に付けたのが3年の窪田。

とにかく1年生の時からレースで外した事がない。

強気で性格が強い。藤田(敦史)と似ている。

3年生になった今年は、「出だしから更に積極的」になった。

例えば1万mのレース、5千Mの通過が今までは14分5秒くらいだったのが、

今は13分45秒~50秒くらいで突っ込んで我慢するレースをしている。

これだと27分台を狙える。

とにかくエースは彼。大事な所を任せられる。信頼出来る選手。

この窪田に似たタイプで、後を追っている感じなのが2年の中村

夏も窪田とそん色ないくらい練習出来ていた。

内に秘めたものを持っていて、黙々とやるタイプ。

夏合宿後に股関節に炎症が出て出雲は微妙だが、練習はしっかり出来ている。

今は「3冠、3冠とあまり言うな」と選手たちには言っている。

「本当の強さを得た時に言え」と。

まだ今のチームで3冠を目標にするのは重荷になる。

窪田みたいなのがたくさんいないとダメ。ハートの強い選手が。

かつての藤田、大西、西田がいた時みたいなみたいな。

昨年の東洋にはその強さがあった。

だからあそこまで追い込んだ3冠の目標を立てられたと思う。

 

今シーズンのチームスローガンは「原点と無」。

道元禅師の教えから。「無の境地でひたすら走り続けよう」と。

そして駅伝シーズンでは「結束力」。

チームのために一人一人がどれだけ力を出せるか。

ロンドン五輪のチーム競技を見習おうじゃないかと。

水泳の北島選手なんか正にお手本です。

 

出雲駅伝優勝争いは5チームかな。

東洋・早稲田・明治・山梨学院にうち。

東洋はとにかくミスが少ないし、十分3冠もある。設楽兄弟が強いしね。

早稲田は大迫をどっちで使うかな? 山本、平賀もいるから1区かな。

明治は2年生が強いけど 1年の横手が使えないのは痛いね。

山梨学院はオムワンバがロード強そう。

井上やら日本人も数人強いし、アンカーまで繋がれたら怖い存在ですね。

 

と、他大学の分析までしていただきました。

 

詳しくは、10月8日午後1時からの

文化放送スポーツスペシャル 

出雲全日本大学選抜駅伝競走 実況中継の中で!

 

 

 

2012年10月 2日