5月22日 第162回 放送後記


文化放送「キニナル」

今回のテーマは「干物」!

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干物は知っているけど、詳しくは・・・

しばらく干物食べてないなぁ・・・

そんな方多いのではないでしょうか。

また、干物のイメージと言えば、

硬かったり、ぱさぱさしてる。

なんて方もいらっしゃるのかも・・・

同様に、眞善もそういうイメージでした。

そう、取材に行くまでは!

向かったのは静岡県は伊東市!

まさに、干物の本場です。

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伊東市に入った瞬間に至るところに

干物屋さんがずらっと並んでいました。

その中でも今回足を運んだのは

「山六」です。

なぜかといえば、山六には、

日本一の干物さばき名人がいらっしゃるんです。

そんな名人に会いに、そして干物そのものを

学んできました。

まずはその、名人がいる工場に!

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およそ10名ほどのお母さんたちが、

1匹およそ10秒ほどのペースで、

さばいてらっしゃいました。

その中でもひと際目立つ存在が!

そう、この方こそ、日本一の干物さばき名人。

坂下さんです。

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実は坂下さん、今ではさばき大会には

出場していないんだそう。

というより、出場できないのです。

その理由は、殿堂入りを果たしたから!

つまり干物界のレジェンドです。

その実力は誰もが認め、

干物を見ただけで、業界の方なら

誰でも坂下さんがさばいた干物と

分かるほど!

しかし、この域にまで達するには、

およそ30年かかったそうです。

そんなさばき名人がさばいた魚は後に

味付け行程に移ります。

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ここからお話しいただいたのは、管理をしている

那須原さん!

那須原さんは味付けから管理、干す工程までの

工場の責任者でもあります。

ちなみに好きな干物は「アジ」だそうです。

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そして素朴な疑問を聞いてみました。

「美味しい干物を見極めるコツ」

これは、「丸みがあって、黒ずんでないモノ」

だそうです。那須原さん曰く、

干物は鮮度が落ちるのと、乾燥するのとの競争

なんだそうです。

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そしてそんな新鮮な山六の干物は、

店頭での販売、そしてネットでの販売もしています。

食べたくなった我々は最寄りのお店。

山六総本店へ足を延ばし、試食させていただくことに。

今回、色んな種類の干物を食べさせていただきました。

正直言うと、今まで食べていた干物は、

何だったんだろう!

そう思うほど、実がぷりぷりでジューシー。

ビールやご飯のお供には、ベスト!

そして、美味しさの秘密にはもう1つ!

それは、炭と網で焼くこと。

これによって脂が良い具合におとされ、

香ばしさを兼ね備えた味になるのです。

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そんな取材の様子を聞かされたら、

西川も黙っていません。

今回は、山六さんのご協力により、

わざわざ東京店で焼いていただき、

それをスタジオまで運び、試食です。

自分では切り身の魚しか焼いて食べたことない

という西川。

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それはもう、感動の嵐!

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ぜひ、1度、本場の干物を本場の焼き方で

味わってみてください!

干物に対するイメージがガラッと変わります。

お勧めです。

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さて、次回のキニナルもお楽しみに!




日常生活の中で、何となくふと「気になった」コトやモノ、ありませんか?
「あの商品はどうやって作られているのだろう?」「なぜ、あの店はいつも行列ができているのだろう?」「最近よく耳に するあの噂話は本当なのだろうか?」 この番組では、そんなちょっとした興味や好奇心を共有していきます。
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