12月4日 第190回 放送後記

文化放送「キニナル」


早いもので、もう12月。
時が経つのは本当に早い。


寒さも本格化してきたが、寒いだけが冬ではありません。
楽しみだってありますよね。


その代表格が、冬の味覚。
「白菜」「大根」、「フグ」「寒ブリ」
「カキ」。先日、北茨城市で取材した「あんこう」もそう。


魚介類には脂がのり、野菜は深みのある甘さを内に蓄えるのが冬。
そんな中で、"冬の味覚の王様"と言えば、やっぱり「カニ」。
焼いても、茹でても、刺身でも。食べ方はいろいろ。
ただ、お値段が高くてなかなか手が出ません。


そこでキニナルが注目したのが、「カニカマ」。
見た目も味もカニ。それでいて、お値段はお手頃。
一体どのようにして生まれたのか。
北陸、石川県へと旅立ちました!


今回は西川さんも参加!


IMG_3531.jpg


羽田からおよそ50分のフライトで
石川県小松空港に到着。


IMG_3536.jpg
IMG_3540.jpg


そしてレンタカーに乗り換え、
向かった先は、カニカマの元祖。
株式会社スギヨ。

IMG_3600.jpg


以外にも海の近くではなく、山の中に建っていました。
お話伺ったのは、工場長の吉野さん。


優しい兄貴!と言う感じで、
丁寧にカニカマについて教えてくださいました。


まず、スギヨという名前ですが、
七尾で網元として漁業を営んでいた杉野與作さんが、
幕末に「すぎよ」という屋号を使い始めたのが始まりだそう。


そして後に、カニカマを誕生させます。
その、「カニカマ」、実は失敗を重ねて生まれたんです。
なんと、人工クラゲを作って欲しいと依頼され、
試行錯誤していると、カニの食感に似ていることに気づき、
蟹を作ろうとなったのです。


今では、石川県の有名な蟹、「香箱蟹」をモデルに
「香り箱」という製品が人気商品。


IMG_3593.jpg


これらも、実際の蟹を研究し、味も、食感も、
全ての特徴を本物同様に仕上げている。


これらの商品に対し、吉野工場長は
「本物のカニを超えたカニカマ」と
自信を持って話してくれました。


IMG_3599.jpg


そして、スタジオに帰って、
実際に試食です。
取材日もそうでしたが、改めて食べてみると
本当に美味しい。
蟹に似ているというより、蟹!

IMG_3850.jpg

リスナーの皆さんからも、
それぞれの美味しいカニカマの食べ方が
寄せられました。


ぜひ、この冬、蟹はもちろん、
美味しいカニカマを食べてみてください。

そして、番外編。
石川県の魅力を写真で振り返ります。


まずは、お寿司~!


IMG_3556.jpg
IMG_3554.jpg

そして、当然、蟹~!


IMG_3551.jpg


なぜか、グレープフルーツジュース~


IMG_3563.jpg


最後は、カメラマン眞善による、
兼六園ライトアップの美しいお写真で
お別れです!

IMG_3858.jpg
IMG_3859.jpg
IMG_3860.jpg




日常生活の中で、何となくふと「気になった」コトやモノ、ありませんか?
「あの商品はどうやって作られているのだろう?」「なぜ、あの店はいつも行列ができているのだろう?」「最近よく耳に するあの噂話は本当なのだろうか?」 この番組では、そんなちょっとした興味や好奇心を共有していきます。
それを現象としてただ伝えるのではなく、パーソナリティ・岡田眞善がその現場に赴き、見て、聞いて、感じたものをリス ナーの皆さんにお伝えします。
俳優・プロカメラマンとしても様々な活動をしてきた「エネルギッシュすぎる超庶民派ラジオパーソナリティ」の眞善さ んが日曜夜のゆううつ感を吹き飛ばすワイド番組です。


岡田眞善


西川文野