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第773回:小4女児虐待死事件、父親に懲役16年判決
木曜サブキャスター担当の永野景子デスクが復帰!2週間お待たせしましたが、いつもの木曜日が帰って来ましたよー!
今動いているニュースを様々な角度から深く掘り下げる『ニュースオフサイド』千葉県野田市で小学4年生の栗原心愛さんを虐待して死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた父親の勇一郎被告に、懲役16年の判決が言い渡されました。
千葉地裁前から、岡田紀子記者です。新型コロナ対策として、傍聴席63席あるところを大きく間隔をとり、14人のみが傍聴できるようになっていました。じっと無表情で裁判長の声に耳を傾けていた勇一郎被告。裁判では勇一郎被告の証言の信用性と量刑が焦点となっていましたが、千葉地裁は長年にわたる虐待を認定しました。スタジオにお越しくださったのは、勇一郎被告と拘置所で接見を続け、勇一郎被告のご両親や妹さんのケアもされていらっしゃるNPO法人「ワールドオープンハート」理事長の阿部恭子さん。地元に住めなくなった勇一郎被告の妹さんから連絡を受けたのがきっかけで、精神的ストレスで日常生活がままならなくなったご家族のケアを始められた阿部さん。勇一郎被告とは、結審してから20分程度の接見を3度行っています。穏やかで礼儀正しく、まさかそんなことをするとは到底思えないような優しい印象だったそうです。勇一郎被告がなぜ虐待するようになってしまったか、これまでの本人の生い立ちや成長する環境下で問題があったかもしれないのに、そのあたりを深く調べることなく終わってしまったのが残念だという阿部さん。「更生という概念は曖昧だが、私は、社会に出て問題を起こさず、二度と同じ過ちを犯さないことだと思う。本人が変りたいと思わない限りは変われない。きちんとした助言者、何かあった時に相談できる人が必要。」だとし、今後も面会を続けられる限りは続け、どういうところで怒りが出て、どういう時にコントロールがきかなくなるのかを、長期的に見ていきたいとお話してくださいました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』は、新型コロナウイルスに関する2つのニュースに注目しました。新型コロナウイルスの対策を検討する政府の専門家会議が今夜、新たな見解を発表します。それを前に昨日、草案が明らかに。国内の感染状況、今後の防止策、そしてイベント自粛要請や臨時休校が続く学校への対応をまとめてくれたのは、西村志野記者。政府が大規模イベントなどの自粛を要請したのは先月26日。今、どのような状況なのか、都内にある広告代理店の社長、Aさんにお話を伺いました。※スタジオにお越しくださったのですが、匿名希望ということで、「Aさん」としています。
3月に入り、企業サンプリングや周年イベントを含め、合計9本が中止に。計2500万円のキャンセルとなってしまったといいます。イベント中に怪我人が出たというものでもないため、保険での保障はナシ。政策金融公庫の申し込みがスタートしたものの、書類を揃えるにも、年度末で、税理士さんが大変な状況で進まないと嘆いていらっしゃいました。Aさんは「企業経営、大丈夫じゃないです。でも震災の時にもこういう思いをしたので、その時よりは落ち着いているかも。ただ、震災の時はみんなを集めて頑張ろうってやれたものが、今は人を集めることが出来ない。僕ら広告代理店は人を集めないで仕事となると、ネットしかない。」と苦しい状況をお話してくださいました。-------------------------2つ目。政府は今日から、経済の専門家ら有識者から意見を聴く会合を開くほか、与野党との協議会の初会合も開きました。
国会から山本カオリ記者のレポートです。政府から西村官房副長官が出席し、立憲民主などの野党会派は感染防止の緊急対策として、11項目の要望を出しました。専門科ら有識者の意見を聞く会合は今後7回程度行う予定です。「思い切った対策」と繰り返している安倍総理、大型の経済対策も考えられます。消費税の扱いについても触れてくるのではないか、
一人10万円普及という野党の声に、自民党内でも5万円くらいは出すべきだといった声があがっているようです。
追加の経済対策、街の方々が求めるものは?細木美知代記者が、有楽町で取材しました。「現金給付は必要ない。」「消費税を5パーセント以下に。」「しろもの家電が買えるくらいの給付があるなら欲しい。」「全体の底上げが必要。」「自分はいいから、本当に困っていて大変な人に回してあげて。」などなど、真剣に答えてくださる方が非常に多かったそうです。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』報道スポーツセンターから、今日は、アメリカで2カ月間行方不明になっていた犬が2000㎞離れた場所で見つかり、無事飼い主のもとへというニュースを紹介しました。犯罪がらみで連れ去られたという見方も出ているそうです。▼『ニュースパレード』終わりの石川真紀キャスターをパチリ。17時を過ぎてもまだ外が明るい!
コメンテーター 精神科医で映画監督・和田秀樹さんの『今日のオピニオン』テーマは「つかず離れず婚のススメ」日本の夫婦は、子どもがいるときは共同作業として子どもを育て、それが終わると夫婦で揃ってご飯も食べなかったり、向き合うことが極端に減るというケースは少なくありません。和田さんが最近出された著書「つかず離れず婚 定年世代の新しい生き方」の中には、
・夫に言いたいことが言えない
・1年以上、夫の前で素直に笑ったことがない
・子どもがいるから我慢してきたことがある・過去の夫の言動で今でも許せないことがある・夫といるより女友達といる方が楽しいなど、夫との関係を把握するためのたくさんのチェック項目が載っています。どうしても合わないならば熟年離婚もありかもしれないけれど、なかなか生活のことなどを考えるとその選択肢は難しい。そんな時には、ちょっと距離を置いてみる。お互いに我慢することなく、ほどよい距離感をもって生き生きと暮らすためのヒントが盛りだくさんです。例えば、生理的な部分で女性と男性で違うところ、男性は歳をとると男性ホルモンが減り、人付き合いがおっくうになるのに対し、女性は逆!閉経後は男性ホルモンが増え、活発になるのだそう。そういうことも知っておけば、許せることも多いかもしれないですよね!?ぜひ手に取ってお読みください。
『SAKIDORIスポーツ』鈴木純子アナウンサーが取り上げたのは、オリンピック内定を自ら掴みとったボクシング・男子ウエルター級の岡澤セオン選手!今月11日、ボクシング東京五輪アジア・オセアニア予選で男子で初めて五輪出場枠を獲得しました。▼先週少しだけ番組でも触れましたが、『SAKIDORI最前線』担当の吉田愛梨レポーターのいとこさんでもあるんですよ。お父さんがガーナ人、お母さんが日本人、山形県出身の24歳。もともとはレスリングをやっていたのですが、高校でレスリング部がなかったことと、見るからに怖~い先輩のススメ(?)で、ボクシングを始めたといいます。意外なきっかけにセオン選手の人柄が滲み出ていて、スタジオも自然と笑顔!「日本人として戦い、君が代を流したい」と意気込むセオン選手ですが、オリンピック後、プロに行く気はないそう。「アマチュアボクシングにしかない良さ・魅力がある。それを伝えていけたら」と語ってくださいました。
『ニュースパレードアネックス』新型コロナウイルスの感染が拡大し、独自の策を講じようとしていたのがイギリスです。ジョンソン首相は"集団免疫"による終息を目指す方針を表明していましたが、その後、方針を転換。イギリス全土で20日から学校を閉鎖すると発表。
WHO=世界保健機関で新興感染症の対策に携われた、医師でジャーナリストの村中璃子さんにお話を伺いました。"集団免疫"とは、新しい病気が社会に拡がるうちに抗体を持つ人が増えていくことで、病気が効率よく広まるのを防ぐというもの。村中さん曰く、"集団免疫"は特別な考え方ではなく、他国が大胆な政策で流行を抑制しようとする中、イギリスは当初、集会になるべくいかない・病気の人は家にいるというような、ベーシックなやり方でやり過ごそうとしていただけのこと。方針転換したのは、"集団免疫"による終息を目指すことを発表したあとすぐに、新たに10人の死亡者が出たことが背景にあると解説してくださいました。
吉田愛梨レポーターの『SAKIDORI最前線』明日から3連休ですが、外出を控える方も多いことでしょう。こんな時こそ、普段なかなか出来ないことをしてみては?ということで、今日は、手作りアルバムの魅力をお伝えしました。
【今日の1曲】 Thank You for the Music / ABBA -
脳のアップロード
こんにちは。 永野景子です。
2週お休みをいただきました。 その間、励ましやお見舞いのメッセージをいただき、
本当にありがとうございました。元気づけられました!
全身麻酔での手術だったんですが、特に左手を中心とした手術で、
かなり痛みを伴うため、左鎖骨あたりに神経ブロック注射も打ちました。
が、手術が難航したこともあって、麻酔から覚めた後も
一晩中、ブロック注射を点滴のように続けました。
つまり、左手が肩のあたりから麻痺したまま、
体の横のベッドに伸ばした状態で寝てたんですけどね、
私の感覚、いわば「脳」の判断は、
『左手は胸の上に置かれてる』だったんです。
両手とも胸の上に置いてるとしか思えないのに、実際には
左手はベッドの上。
何とも言えない気持ち悪い感覚でした。
これを昨日、脳科学者の茂木健一郎さんに話したところ、
「脳がアップロードされていなかった」との説を教えて下さいました。
麻酔で眠る前に両手を胸の上に置いていた場合、
脳がその後の動きをアップロードできなくて
前の状態のままだと思ってしまうそうなんです。
すごく興味深い話だなあと思いました。
脳って不思議ですねー。
明日のサブキャスターは、
先々週ピンチヒッターありがとう!西川文野アナです! -
人生を1冊でふりかえるアルバムづくり
吉田愛梨です。
今日のサキドリ最前線では、
編集者の石井智秋さんに取材をして、
青春出版社から3月24日に発売
藤井千代江さんの「写真の整理はこんなに楽しい!人生を1冊でふりかえる手作りアルバム」を紹介しました。藤井千代江さんは1941年生まれ、今年79歳。
今の時代スマホやデジカメで写真を撮る人も多いですが、
昔のアルバムは10冊以上もある人もいるんだそうです。
それらを家にいる間に1日2時間くらいずつ整理していって、
1冊で振り返ることができるアルバムにできたら素敵ですよね。
アルバムなら、家族や親せきと一緒に中身を楽しむことができます。
本によると、
いろはにほへと・・・の順に、
「い」だったら、いとこ会、1年生、いちばんはじめ、
「ろ」だったら、ロープウェイ、老人パワーなどなど
写真を並べていくんだそうです。
たとえば1年生の時には、
親や兄弟の1年生の時の写真が並ぶことで、
見比べることもできますよね!東京タワーだったら、
昔の東京タワーと今の東京タワーを見比べることができるかもしれません。ついつい年代順に並べがちだったので、
今回、この本を読んで、いろは順というのは、画期的だなぁと思いました。ぜひ、皆さんもチャレンジしてみてください!