「堀江由衣の天使のたまご」1000回記念直前インタビュー【第2回】

「堀江由衣の天使のたまご」1000回記念直前インタビュー【第2回】

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「堀江由衣の天使のたまご」(略称『天たま』)が11月26日の放送でいよいよ1000回目の放送を迎えます。この記念すべきタイミングで、堀江さんと番組構成作家の諏訪勝さんにこれまでの歩みを振り返っていただきました! 10000字以上にわたるロングインタビューを全3回にわたってお送りします!

>1000回記念直前インタビュー第1回はこちら

 

インタビュー・文 水野寛(Rocket Base)


「堀江由衣の天使のたまご」1000回記念直前インタビュー 第2回

第2回は、今までの放送で忘れられない回、出来事などを伺いました。番組で生まれたたくさんのコーナー、たくさんのはがき職人の皆さん、など、堀江由衣さんと、構成作家の諏訪勝さんの記憶に残っているエピソードをお届けします!

 

――これまでの放送の中で忘れられない回はありますか?

 

堀江 「ぱっと最初に浮かんだのは、野球。文化放送の12階にイベントとかをやる広いスペースがあるんですけど。『天たま』に一瞬だけ野球部ができたときがあって。そのときに、12階のスペースでボールを取る練習をしました」

諏訪 「ボールをね。キャッチボール」

堀江 「そうそう、キャッチボール」

諏訪 「あと、ゴロ」

堀江 「そう。ゴロを取る練習をみんなでやって。こんな感じだったっていう感想をそのあとのラジオで喋るみたいなことがあったんですけど。なんかすごく覚えてます」

堀江 「なぜ野球部が生まれたのかっていうのは覚えてないんですけど、急に野球を学ぶみたいなコーナーができたんですよね、たしか」

堀江 「そのときに野球クイズとかに答えたりしてて。多分、全く知らないから、知らないことを学ぼうみたいなことだったと思うんですけど。ラジオってあまり体を動かさないじゃないですか。その中で多分、実際に球を取るとか、そういうのをやったからすごく印象に残っているんだと思います」

 

――番組の中でたくさんのコーナーが生まれてきましたが、現行のコーナー以外で、面白かった!と思うコーナーを教えてください。

 

諏訪 「軽音部とか?」

堀江 「天たま軽音部でしたっけ」

諏訪 「天たま軽音部です。天たま軽音部で、バンドの方向性とか……」

堀江 「決めてた?」

諏訪 「都度都度、シングルのタイトルとか、どういうキャッチコピーがいるとか、どういうテイストのバンドなのかを決めてたのが軽音部だったかな」

堀江 「なるほど」

諏訪 「そこから黒薔薇保存会が生まれたんじゃなかったかな、たしか。なんでそのコーナーが始まったのか…」

堀江 「ポエム部ありましたね。演劇部もありましたし」

諏訪 「あ、ポエム部の中で黒薔薇保存会みたいなのがあったんだ」

堀江 「ポエム部って何してましたっけ?」

諏訪 「リスナーのポエムを読んでた」

堀江 「読んでましたっけ?」

諏訪 「今思うとそうだよね」

堀江 「天たま軽音部もあんまり覚えてなくて。なんか天たま軽音部って単語を言った記憶だけはすごいある(笑)」

諏訪 「天たま軽音部は一番外に向けたコーナーでね」

堀江 「たしかにそうですね」

諏訪 「リリースがあったりとかさ」

堀江 「実際にCD出したりとか、イベントに出たりとか」

諏訪 「100回だか200回だかのコーナーでね」

堀江 「稼働がちょっとあったっていうね」

諏訪 「リリースがあったのってすごいよね。ラジオのいちコーナーから生まれたものとしてはね。ちゃんとKING(KING RECORDS)からリリースされてますから。アーティストのページに林原めぐみさん、堀江由衣の並びの中に、黒薔薇保存会って端っこの方にいましたからね」

堀江 「入ってましたね、ちゃんと。恥ずかしいからやめてほしい(笑)」

諏訪 「堀江さん一時期、堀江由衣、Aice5、黒薔薇保存会って3つリリースが被る日があって」

堀江 「あったあったあった、ありました」

諏訪 「なんで被ってんだよみたいな」

堀江 「黒薔薇、一番被せてくんなよっていうね。Aice5はしょうがないけど」

諏訪 「コーナーで派生したものでよく覚えているのはそれですね」

堀江 「諏訪さん、エアバンド2つ……?」

諏訪 「俺ずっとエアバンドやってて。それで他の番組でエアバンドやろうって言われたときに、はいはい、ああいう感じねみたいな」

堀江 「エアバンド慣れがエグい(笑)」

諏訪 「軽音部の活動はラジオを飛びこえたりしてたので、結構覚えてるかな」

堀江 「工場とか行きましたもんね」

諏訪 「サインしてましたね。仙台のDVD工場で。堀江さんは作詞とか……いや作曲だ」

堀江 「私、作曲してました」

諏訪 「全曲作曲してましたね」

堀江 「諏訪さんが作詞してたじゃん」

諏訪 「最初で最後くらいの。そうだそうだ」

堀江 「作詞の方が辛くて、諏訪さんに投げるっていう(笑)」

諏訪 「作家だから書けるだろってね。あの頃が一番いろいろ活動してた」

堀江 「サバイバルとかは……?」

諏訪 「今も一応残ってはいます」

堀江 「残ってましたっけサバイバル。あ、新サバイバル。コンクリートジャングルを生き残る方法でしたっけ。全然来ないですよねお便り」

諏訪 「全然来ない。堀江さん好きなのに。堀江さんが好きなコーナー、リスナーがお便り送ってこない」

堀江 「そうなんですよね」

諏訪 「サバイバルって『天たま』の一回目のときからのコーナーでありましたよね」

堀江 「ありましたね」

諏訪 「新番組のコーナーを考えたりする最初の打ち合わせで、生き残る術を知りたい、みたいなことを堀江さんが言って」

堀江 「ラジオって、役に立つ情報があった方がいいんじゃないかって思っていて。聞いていて得したらいいなと思ってたんですよね」

堀江 「例えば空き缶をこうしたら、いざというときに真水になりますみたいな、わかんないですけど(笑)」

諏訪 「ライフハック的なね」

堀江 「そういうのもいいし、現代のコンクリートジャングルでのサバイバルみたいなのも好き。例えば、雨が降った日のほうが、営業に行くの面倒くさいけど行ったら逆にありがたがられるみたいな。ライバルが少ない上に、雨の日にご苦労様みたいな感じで喜ばれる。逆に雨の日こそ営業に行けみたいな。なんかそういうコンクリートジャングルを生き残る術みたいなものですね。そういうの、両方とも結構いまだに好きだし、役に立つじゃないですか。言い方、「伝え方が9割」じゃないけど、ポテトに『5分かかりますけど』って言うよりは、『出来立てをお持ちするので5分お待ちいただけますか』みたいに言い方ひとつで印象が変わる。そういうコーナーをやりたかったんですが、あんまりお便りが来ないっていう(笑)」

諏訪 「なんか可愛くないコーナーだよね」

堀江 「可愛くはないけど、役には立つじゃん」

諏訪 「それで可愛くするために、語尾ににゃんをつけるって言ってたよね」

堀江 「コンクリートジャングルをやるときは、語尾ににゃんをつけると可愛く見えるみたいな」

 

――「天使のたまご」はハガキ職人さんからのお便りが豊富なイメージがあるのですが、印象深いお便りやこれが出来たらハガキ職人だと思う!というポイントがあれば伺いたいです。

 

堀江 「私もいろいろとお便りを読ませていただいて。これはいい、これは読みたい、とかはあるんですけど。最後に読むお便りは諏訪さんから渡されたやつを読むんです。で、諏訪さんが選ぶのはね、ちゃんと説明してるのが好きっていう気がします」

諏訪 「そうなの。堀江さんの新作のアニメ観ました。こうこう、こういう作品ですよねって2行くらい書いてあったら、それを読むだけで聞いてる人が全部わかっちゃうわけで。そのあとの話を堀江さんができるので、説明が丁寧なお便りがいいです」

堀江 「諏訪さんが選ぶやつは割とそう。多分諏訪さんが自分で説明しなくていいから。リスナーさんが説明してくれてるやつが好きなんだろうなっていう風には思います」

諏訪 「ライブの感想とかもよく読むんですけど、ライブの感想は、途中から編み出したんですけど、リスナーのお便りをきっかけに、オープニングからエンディングまで順々に話していくとまとめやすいな、と」

堀江 「そうなんですよ、ライブの感想は全体で話したくて」

諏訪 「オープニングの登場のVTRすごく良かったですとか書かれていたら、じゃあオープニングのVの話ができるなっていう風になったので。ライブのときはそういう風に書いた方が読まれやすいっていうのはあるかなあ」

堀江 「そうですね。ここが良かった!のポイントをまとめてくれると読みやすいかも。私は多分、長い話を一から順番に組み立てるのがすごく苦手なんですよ。だから、お葉書とかお便りでそういう部分部分をAについてBについてCについてって順番に細かくわけて送ってもらえると、私がAから読んでいけばいいからすごくありがたい。だからそういうお便りはすごい嬉しいかな。あと、諏訪さんが同じ週に同じ人のお便りを読むのをそんなに気にしないタイプだから」

諏訪 「そうね」

堀江 「普通は同じ人だから違うのにしましょうかってなるんですよ。諏訪さんは実力重視じゃないですけど、読みやすさ重視だったり。そのときに喋りたい話を書いてくれてる人重視だったりするので、同じ人も読まれたりします」

諏訪 「それはもうその通りですね」

 

――記憶に残っているお便りはありますか?

 

諏訪 「その都度その都度、ありましたね」

堀江 「私はあれが印象に残ってる。お渡し会。ポスターのお渡し会って言ったら、私がポスターをみんなにあげるって思うじゃないですか。あるとき、プレゼントお渡し会っていうのがあったんですよ。そしたらリスナーさんから、『今度プレゼントお渡し会に参加するんですけど、ほっちゃんに何のプレゼントを持っていけばいいかわかりません』と。リスナーさんが私にプレゼントを贈る会だと思い込んでるみたいなお便りが来たんです。それがすごく可愛いなと思ったのを結構覚えてて。そのころはそのお便りを結構引きずってた気がして。印象に残ってますね。あとよく送ってくださってた方が、引退しますみたいなことを書いてたことがあって。面白いお便りを書く職人さん系の方で」

諏訪 「初期の頃ね」

堀江 「大喜利みたいなことが得意なすごく面白い人で。うちの番組が好きとかじゃなくて、多分いろんなラジオのネタのコーナーに応募している方だったと思うんですけど。長い間お世話になっていて、毎回絶対面白いから読んでいたんです。その方が、引退?」

諏訪 「引退宣言」

堀江 「就職するにあたり引退しますみたいな報告をしてくださってっていうのは覚えてますね」

諏訪 「具体的なことは全く覚えてないんですけど、オンエアで読む以外のお便りとか、打ち合わせのときとか読むじゃないですか。結構面白いよね、みんな」

堀江 「面白いですね」

諏訪 「みんな面白い。リスナーさんの中でも笑かそうっていうことじゃないにしても、一人一人の視点が違うので。このリスナーからは堀江さんってこう見えてるんだとか、そういうのが面白い。その人の人となりがわかるのは、職人とか関係なく、お便りを送ってくるリスナーさんはみんなすごい面白いなと思いますね」

堀江 「自分がスマホで使い方がわからないところがあったみたいな話をしたときに、翌週とかに使い方を教えてくださった方がいて。読まなかったとしてもそういうのは本当にありがたい」

諏訪 「ノベルティあげたほうがいいよね」

堀江 「本当に。助かったよって、オンエアしてないけど」

諏訪 「役立った方にはノベルティ送ったほうがいいよね」

堀江 「本当そうですよね」

 

――ノベルティにも変遷がありますね。どんな基準で考えていらっしゃいますか?

 

堀江 「今は絆創膏。その前は種?」

諏訪 「天たまの種」

堀江 「その前は缶バッチと懐中電灯」

諏訪 「あぶら取り紙とかなかったけ」

堀江 「ないです!」

諏訪 「なんかありそうじゃん」

堀江 「最初の缶バッチとかはあるあるだったんですけど、懐中電灯とかはサバイバルの流れで。キーホルダーになっている小さい懐中電灯で。いざっていうときに暗闇を照らせるものをって」

諏訪 「ほっちゃんのおかげで助かったって言われたい」

堀江 「そう言われたくて。種は諏訪さんが言い出したんですが、ノベルティで世の中が緑だらけになったらいいよねって」

諏訪 「ノベルティをあげて、この温暖化が止まるみたいなね。地球規模で役に立つのは何だってなって、種だってなった」

堀江 「でもあの種、私は一回も芽が出たことがない。全然種、芽出ないじゃん(笑)」

諏訪 「この種、死んでんのかなってくらい芽が出ない」

堀江 「芽が出なかったですね。植えた人いるかな。何の種でしたっけ?バジル?」

諏訪 「バジル。役に立つようにバジルにして」

堀江 「そうだ、食べられるやつがいいなっていうのと。そのとき植物がめっちゃ好きだったんですよ」

諏訪 「緑化したかったんですね」

堀江 「今の絆創膏は普通に使えるじゃないですか。ほっちゃんの絆創膏のおかげで助かりましたみたいな、そう言われたい」

諏訪 「急な擦り傷で」

堀江 「困っていましたが」

諏訪 「そうだ、ほっちゃんの絆創膏があった!みたいになればいいね」

堀江 「この間、結局使えませんでしたっていう人がいましたね」

諏訪 「大事だから使えないってね」

 

第2回はここまで。次回はいよいよ1000回目の内容に迫ります!

 

>>「堀江由衣の天使のたまご」1000回記念直前インタビュー【第3回】

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堀江由衣の天使のたまご

堀江由衣の天使のたまご

金 25:00~25:30

大人気、天たま! 各コーナー2週に1回ぐらいのペースでお届け中! 天たまは、リスナーさんからのメッセージがないとあっという間に息絶えます。皆さんからの叱咤激励…

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