
大竹まこと「世代を分断していくようなやり方は違う気がする」
4月17日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、30歳未満が対象の「若者減税法案」を巡って、SNSを中心に怒りの声が増加している件について取り上げた。
番組では、東京新聞の記事を中心に紹介。
国民民主党が提出した「若者減税法案」は、30歳未満が対象。所得税の基礎控除の引き上げが柱となる。
これを受けて、SNSなどでは批判が相次いでいる。
法案の対象とならない、40歳前後から50代前半の「就職氷河期世代」への支援が後手になりかねないこと。またこれによって、世代間の分断が招かれることなどを危惧したものだ。
大竹まこと「私は団塊の最後の世代ですけど、友達を見ててもバタバタ倒れていく。どんどん減ってる。でもその中には豊かな老人もたくさんいる。その後に生まれた就職氷河期の40代くらいの人たちは、時代背景的に割りを食ってきた。相対的に見て多いわけだよね」
当該の世代を取り巻く雇用環境は、バブル経済崩壊ということもあり、非情に厳しいものだった。
望んでも非正規でしか採用されなかったり、正規採用されても賃金が低かったりと、安定からは程遠い時間を過ごし続けた。
大竹「俺がいつも思うのは、『年寄りは年金もらいすぎだ』とか『若者は給料が多くなっても氷河期が置いてけぼりだ』とか、世代を分断していくようなやり方はどうも違うような気がするってこと。難しいことなんだろうけど……全部(の世代)を網羅するような、なだらかな税金の取り方とか、なだらかな年金の支給の仕方とか、考えてほしいなと思うんですけどね」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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