【5月5日 今月のシネマログ】

【5月5日 今月のシネマログ】

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上地    上地由真のワンダーユーマン!今週もよろしくお願いします。
今日は月に一度の映画をフューチャーする回、題して「今月のシネマログ」。
映画ソムリエの「さゆみん」こと東紗友美さん、そして映画評論家の荒木久文さんとお届けしていきます。よろしくお願いします。

荒木・東  よろしくお願いします。

上地    5月公開の映画の中から、私、上地由真とさゆみん、そして荒木さんの三人が「これは観てほしい!」と思った注目作をピックアップしました。
それではまず、さゆみんからお願いします。

東     私がご紹介するのは、5月10日から公開の『米寿の伝言』という映画です。



(c)米寿の伝言

変わり者の発明家である祖父・米蔵。この人が米寿88歳を目前に亡くなってしまいました。孫兄弟のキョウヘイとキッペイは発明家であるおじいちゃんの遺品である発明品を整理していたんですね。するとその発明品が誤作動します。それはある種の入れ替わり装置のようなもので、棺桶の中のおじいちゃんと弟の中身がその場で入れ替わってしまいました。
米蔵との再会に喜ぶのも束の間、発明品は故障し元に戻せなくなってしまいます。
そうなると本当の弟がいなくなってしまいますよね。もう一度入れ替わるまでのタイムリミットは火葬まで。果たして兄とおじいちゃんは弟を救えるのか?そしておじいちゃんとの二度目の、つまり本当のお別れの行方は?・・・という死んだおじいちゃんと孫の中身が入れ替わる家族の奮闘と絆を描いたハートフルコメディになっております。
私、観せてもらって思ったんですけど、これシネマロサで公開予定なんですけど、シネマロサといえば『カメラを止めるな!』 そして昨年ですと『侍タイムスリッパ―』など素晴らしい話題になる作品などを上映してきましたが、今回もなんだかまたブームになりそうな思わずクチコミを書きたくなるような作品ですね。
死別を丁寧に描いていて、とにかく物語が優しいです。そしてたくさん笑える映画になっていてなんか温かい気持ちになるし、とっても癒される61分の映画でした。
これ、何をきっかけにこの映画が作られたかといいますと、この88歳のお父さんを舞台に立たせてあげたい、コロナ禍で元気のなかったおじいちゃんをもう一度輝かせてあげたいという家族の願いからこの映画が製作すること決まりました。このお父さんは演劇の道に元々進みたかったらしいんですけど、お父さんの夢を叶えるべく娘がプロデューサーになって実際に演劇の道に進んでいる息子たちに声をかけて西本家の挑戦というのがスタートしたという背景があります。
クラウドファンディングなどでなんと支援金が500万円も集まって誕生したというわけですけれど、この前3月に紹介した『ジェリーの災難』でもそうですけど、目の前にいる人を大切に生きていったら、何歳になっても改めて夢って叶うんだなあ・・・なんていう視点でもグッとくる作品でしたが、おふたりはいかがでしたでしょうか?

上地    いやあ、もう本当に製作エピソードが素敵ですよね。おじいちゃんを舞台に立たせてあげたいという家族の愛が詰まっていますし、心温まるお話で。私もおじいちゃん子だったので、今は亡きおじいちゃんを思い出して、ちょっとホロっときました。
いい作品だった。

東     そうですよね、たしかに~!荒木さん、いかがですか?

荒木    おじいちゃんと孫の話ですけども、僕はちょっと別の「入れ替わり映画」っていう視点でちょっと観てみました。「入れ替わり」っていうのは、よくある映画テーマですよね。あの『転校生』とか。これ昔からの手段なんですよ。一説によると1930年ぐらいから作られていて、『ターンアバウト』というのが、ものの本によると初めてらしい。1940年のアメリカらしいですよ。

東     へえ~、見てみます。

荒木    それらしいんですよね。「入れ替わりテーマ」というのは自分とは正反対の人物だとか家族、時には動物なんかと入れ替わっちゃうっていう手もありますよね。
今回みたいにおじいちゃんと孫っていうのはちょっと珍しいね。

東     そうですよね。だから役者さんの、その差のある芝居が楽しめる映画にもなっていますよね。

荒木    そうですよね。役者さんにとっては難しいですよね。「入れ替わり」のテーマっていうのは相手の気持ちになるという、そこが一番ポイントなんですね。
今までの自分を見返すという、そういうことで成長をするというかね。そこが一番大切なところなんですよね。だから成長の物語にしやすい。そして必ずそういったところに感動が生まれやすいという一種の手法でもあるんだけど・・・。
あと、入れ替わりの原因、今回はとんでもないインチキな機械だったけどおじいちゃんの昔のその精神性だとかね、いろんな人を助けたいというものに触れられるっていうところもあったし。必ずコミカルなテーマが出てくるから笑いがでますよね。

東     あの、私、自分が死んでしまったらそのお葬式を覗いてみたいなって気持ちにときどきなるんですよ・・・。 病んでないですよ(笑)

上地    わかる、わかる。

東     なんか自分のお葬式に誰がいた?とか誰が来なかった?とか、なんか見たいと思うんですけど(笑)そういうの、おふたりはないですか?そういう秘めたる願望みたいなところか、この物語がスタートしていて、最終的にいい着地点、誰もが好きなような着地点になるのがまたいいなって思ったりとかしました。

荒木    観客にはね、そういう気付きをね、なんか与えてくれるよね。共鳴とかね。ところで、入れ替われるとしたら、誰と入れ替わりたいですか?私と入れ替わる?

上地・東  いやあ~!!(笑)

荒木    嫌だ?どういう意味、それ。。私、替わりたい人います。

東     誰ですか?

荒木    トランプ。トランプ大統領。

上地・東  おお~!!

荒木    まあちょっとすみません、ぐちゃぐちゃになっちゃいまして。

東     はい、そんな感じでもういろんな会話が咲く素敵な映画になっていて、
このプロデューサーの娘である西本浩子さんという方が、浩子さんとその実の父とその息子たち、このファミリーが今回作り出した映画は、本物の家族でないとなかなか出せない温もりがスクリーンから伝わってくるような温かい作品になっていました。
私、東紗友美が紹介したのは、5月10日から公開の『米寿の伝言』でした。

上地    続いて荒木さんのおすすめ作品をお願いします。

荒木    はい。今日はね、3人とも大作じゃないけどキラリと光る個性溢れる作品を揃えてご紹介していますけども。私は『真夏の果実』という夏のフルーツですね、
5月17日からの公開です。



© 2025「真夏の果実」製作委員会

ストーリーからいきます。
舞台は山梨県、勝沼のあたりかな。ぶどう農家を営む龍馬とあゆみさんの2人、夫婦です。ところが新婚なんですけど、旦那さんは農閑期の冬になると畑の仕事は妻に任せてタクシー運転手として出稼ぎに行っちゃうんですね。その間、あゆみさんはお姑さんと地味に暮らしているんですけど、ときどき近所でパートとかしています。子供もいないのでちょっと寂しくて、都会にいる旦那さんに電話しても冷たく切られたりなんかして・・・。
まあ寂しい思いをしているんですね。そんなある日、夫は東京で、中学の時に思いを寄せていた幼なじみの女性と偶然再会するんですね。ちょっと綺麗になったので彼女に、ドキドキしてね、奥さんもいないし、変な胸騒ぎが・・(笑)そんな感じ。ところが奥さんの方も、なんとお店に出入りする営業マンと、急接近しちゃうんですよね。夫が留守のこともあって、ちょっと皆さんの想像も膨らむんですけども、まあ想像通りになっちゃうんですね。ご期待通りに・・・。

上地・東  あはははは!

荒木    はい。そういうストーリーなんですけども、まあ、たわいもない話ではあるんですけども。特長としてはこの物語、殺人とか犯罪とかそういうものが起こるわけじゃなくて、私たちの身の回りにもちょっと起きそうな、もしかしたら起きているような出来事がテーマになっているんですよね。おふたり、観ていただいて由真さん、どうでした?

上地    いや、でも本当にありそうな話ですよね。なんか画面からこのじっとりする感じがこう伝わってくるっていう・・・

東     夏の湿度と一緒にね。

上地    そうなんですよ。ちょっと生々しかったです。

荒木    まあ基本ラブストーリーで、ちょっとエロい場面も多少あるということなんですよね。

上地    そうですね~。

荒木    主人公は妻役のあゆみさんというのが、あべみほさんという方がやっています。この人は私もこの映画で初めて見たのですが、グラビアだとかレースクイーンだとかバラエティー番組とか出ているらしいんですけども、本当にいろんなジャンルで活躍してきた、ビジュアルでは背が高くて胸も大きくて、バン、バン、バン!というね、そういう感じのちょっと昭和的なエロさを持っていますよね、じっとりした。

上地・東  たしかにね~。

荒木    自宅で身体の線ばっちりのボディコンシャスな服とか着ていたり。

東     たしかに!

荒木    ちょっと色気過剰というか・・・これはもう、ちょっとサービスかな。観客サービス、そんなのもあると思うんですけど。で、旦那さん役は東さんが好きな俳優さんですよね。

東     はい。私はね、『真夏の果実』全体を通して、先ほど由真さんも言った「生々しい」って言葉を感じて、すごくもう画面を食い入るように「このふたり、どうなっていくの?」っていう、見てはいけないものを手と手を合わせて覗いていくような感覚で面白く拝見させていただいたんですけど。奥野瑛太さんのお芝居が私、すごく好きで。

荒木    ああ、旦那様役ね。

東     そうなんですよ~。非常にこの役、難しいと思っていて。というのは奥さんが、先ほど荒木さんがあらすじ言っていた通りになっていくじゃないですか。それをどう自分の中で答えを出していくか、浮気した奥さんをどうするかっていう葛藤の描写とか、それも含めて生々しくてリアルで。許すのか許さないのか、どうしていくのか、自分の中でどう消化していくのか、みたいな難しいものを上手くやっているなと思いましたし。
奥野さん、5月にこの『真夏の果実』があります、6月は『フライトライン』という映画にも出ていて、7月『桐島です』。あの桐島聡容疑者の逃亡の映画にも出ているんですけど、私、もう3本とも観ているんですけど、全部改めてキャラクターもいろいろ違うし、やっぱり面白い役者さんだな~と思いながら観ていましたし。

荒木    この監督がいまおかしんじさんという方なんですね。今日は、この監督のいまおかしんじさんを紹介したくて、私、実はこの作品を取り上げたんですけども。いまおかさんってね、1965年生まれ、大阪市出身なんですが、ピンク映画の監督なんですよ。
いわゆるエロ映画の助監督としてデビューしていろんな有名な監督の助監督を経てね、1995年に長編の映画監督デビューです。一番有名なのは2020年、震災で子供を亡くした夫婦の物語『れいこいるか』。これが有名で、この年の映画芸術の日本映画のベスト1になりました。これは本当に悲しみと、それからエロとれからちょっとおかしバラエティーみたいなのを集めたすごい微妙な作品で私も大ファンなんですけどね。
最近の代表作としては『まなみ100%』とか、小っちゃい映画ですけど『道で拾った女』とかあるんですけど。有名なのは2024年、去年の『化け猫あんずちゃん』というアニメの脚本、これでカンヌに行っていますね。
話がちょっと横道にそれるんですけど私と東さんはですね、もう15年ぐらい仕事をしているのですが、実は映画の趣味ってね、そんなに合わないんです。嗜好が違うんですよ。
お互い「えーっ?こんなやつ、好きなのか?」とか多いんですけど、いまおかさんについてはどういうわけか一致なんですよ。

東     うん、そうなんですよね。私も「いまおかさんの作品か!」って思うと観たいと思っていますね。

荒木    基本的に、この人の映画は底辺に優しい、人間に対する優しさとか、それがあるところが一番ですね。

東     眼差しが優しいですね。

荒木    いまおかさんの特長としては、とにかく多いの、数が。今までデビュー以来130本以上も撮っている・・。

東     すごーい!多いと思っていたけど!

荒木    1年に4作ぐらいですよね。

東     すごい、仕事人。

荒木    監督ばかりじゃなくて、今言ったように脚本もそれから俳優もやっているのね。もうひとつはピンク映画から子供向けのアニメまでジャンルを選ばない。

上地    本当ですね。

東     あははは、たしかに!

荒木    どれくらい幅広いの?!って(笑)そこにはね、根底に、さっき言った人間の優しさとかちょっとしたユーモア、そういったものを感じられるんですよ。
それで種類も多いから・・、ちなみにさっき出た体が入れ替わっちゃう映画ね、こういうのも作っています。『誘惑は嵐の夜に』っていうね。 娘と母親がね、入れ替わっちゃって。もろエロ映画で面白かったですね。

上地    タイトルからして・・・

東     嵐の夜~。

荒木    4つ目はね、たぶんね、ブレイクしますよ。ここ2,3年で。
そういう意味で今回取り上げたんですけども。さっきね、俳優の奥野さんの今後のスケジュールも言いましたけど、いまおかさんはですねこの次はですね6月『となりの宇宙人』という脚本を担当しています。SFの大御所の故・半村良さんの傑作SFを映画にしたもので、これにはねご本人も出演しているので、ちょっと観ていただくといいと思うので、是非 いまおかしんじの、私も東さんも共通のいいね!がつく監督の作品を観てほしいと思います。5月17日公開の『真夏の果実』という作品でした。

上地    続いて紹介するのは私のいちおし作品、5月2日公開の『うぉっしゅ』という映画です。

 



 
©役式

監督・脚本・編集は『安楽死のススメ』の岡崎育之介さんです。
主演はソープ嬢の加那を演じる中尾有伽さん。そして加那の認知症の祖母・紀江を演じるのは研ナオコさん。こちらダブル主演となっています。
この作品は、テーマは結構ヘビーなんですけど、誰かの世話をすることとか記憶が少しずつ薄れていくことを真っ直ぐ、だけどちょっとポップな目線で描いていて、見終わった後の余韻がとっても優しい作品です。
物語です。ソープランドで働く加那のもとにある日突然「一週間だけでいいから、おばあちゃんの介護をお願いできない?」と電話が来るんですね。家族に仕事のことを隠していた加那は上手くごまかそうとして、結局 夜は店で働いて、昼は実家で祖母の世話をするというまさかのダブルシフト生活が始まります。数年ぶりに会った祖母・紀江は認知症が進んでいて、加那のことを全く覚えていないんです。そして会話も嚙み合いません。
最初は戸惑いながらの介護なんですけど、どうせ明日には忘れちゃうし、と思うことで逆に加那は自分のことを素直に話せるようになっていきます。それがきっかけで少しずつ2人の距離が近づいていきます・・・
介護とソープという接客業って全然違うようでいて、どっちも人の体に触れる仕事なんですよね。その中にある気付きとか尊厳みたいなものをちゃんと見つめている作品で、押しつけがましくないし、かといって軽くもしていない。そのバランスが絶妙でしたよね。
加那が祖母と過ごす一週間の中で、これまで知らなかった祖母の過去が垣間見えたりして、自分自身の心の奥とも向き合っていく、そんな静かだけど確かな変化が描かれていきます。そしてこのおばあちゃん役を演じた研ナオコさんなんですけど、はじめ「え?これ研ナオコさん?!」っていうぐらいリアルで、その場にいるおばあちゃんとしてすごく自然でしたよね。介護とか風俗っていう言葉から想像されるような重たさではなくて、そのどちらにもちゃんと人間らしさとか優しさとかちょっとしたユーモアがあって、観ていて心があったかくなるような、そんな作品でした。どうでしたか、さゆみんは?

東     そうだね~。介護を描いた映画って、たしかに『ロストケア』とか最近だと思った以上に重い気持ちになってしまう作品、まあリアルを捉えるのでそうなりがちなものも多いんですけど、こちらは若い世代が今後の高齢化社会に向けて今感じ取るべきメッセージとして、よく伝えてくれるような、実態をね、教えてくれるような映画になっていると思いました。あと、なんだろうな・・・私、この映画ですごく心に残ったのが、こんなセリフがありました。「忘れられたのではなく、こちらの方から先に忘れた」。

上地    ドキッとしたよね。

東     ドキッとする。これね、映画のとても重要なシーンでポンっと出てくるんですけど、ドキッとしましたね~。そんなこともありつつ、やっぱり映像としてもすごく素敵で、ふたりで髪の毛をピンクにして坂を下って行ったりね、、カラーボールに夢のように包まれたりですとか、なんかその特別な介護のその一週間が夢と現実の境界線のような儚さと浮遊感があるように演出されていたり、映像としてもすごく残るものがありましたよね。

上地    綺麗でしたよね、色使いとかも。

東     綺麗だった、淡くてね~。

荒木    監督の特色が出ていましたよね。この監督って永六輔さんのお孫さんだそうなんですね。

上地    え~、そうなんですね。

東     うん。今、もう大注目ですもんね。

荒木    大注目ですよね。えっと、その前の作品は何だっけ?

東     3月に『安楽死のススメ』という映画がありましたが。

荒木    あっ、ありましたよね。それデビュー作なんですけど。岡崎育之介監督なんですけども、本当に色使いがピンクを中心とした色使いと、あとカラーボールを多用した非常にポップに。それからカメラワークもね、流れるようなカメラワークも含めて非常にちょっと個性的な監督ですよね。注目の監督だと思います。さっきは男の孫とじいちゃん。

東     ああ、たしかに!『米寿の伝言』はそうですよね。

荒木    今度は、ばあちゃんと孫娘ですよね。疎遠の世代だよね。今は一緒に住むこともあんまりないし。だからおばあちゃんのことも知らないけど、介護することによってこれまでの人生と、おばあちゃんが持っていた孤独も見られてきて、だんだん心の距離が縮まっていく、と。自分も見直すようになるということで、まあそういう意味では今まで知らなかったおじいちゃん、おばあちゃんで人の生き方を学んでいくみたいな。あんまり難しく言いたくないんだけど、それが共通のフレームであるなと思いますよね。あとソープと介護というね、一見何ら接点のない二つが体を洗うということで・・・

東     そうなんですよ~。

荒木    体を洗う道具も出てきてね。共通の道具が出てきてびっくりしました(笑)みんな人にね、尽くして尽くされるというテーマがね、ユーモアを交えて本当にほんのりとしたいい映画でしたよね。もちろんね、ダブル主演なんですね。でも研ナオコさんは演技しなくてもいるだけで存在感ですよ。

上地    いや~、存在感がすごかったな~。

東     目と、ちょっと開いた口で表現される。

荒木    そうそう。もうひとつはソープ嬢という職業。

東     キーワードですよね、今回のタイトル『うぉっしゅ』になっていますからね。

荒木    はい、『うぉっしゅ』ですからね。だからどうしてソープ嬢にしたのかなって考えたんですけど、普通のOLだとやっぱりそういったこの落差というものが出ないから、ソープ嬢という、ちょっと刺激のある職業にして上手くその辺の落差を作って考え方を埋めていったのかなという気持ちもありますけども。まあその辺は岡崎監督に聞いてみたいですよね。

東     触れるってことが・・・洗うとか、そういうことを大切にされていて。

荒木    そうですね、非常にポップで期待のできる監督ですよね。

上地    はい。ということで、私、上地由真がご紹介したのは、5月2日公開の映画『うぉっしゅ』でした。
今回はどの作品も味のある映画、キラリと光る作品をご紹介しました。ぜひ映画館でチェックしてみてください。映画評論家の荒木久文さん、そして映画ソムリエの東紗友美さん、ありがとうございました。

荒木・東  ありがとうございました。

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上地由真のワンダーユーマン

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月 21:30~22:00

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上地由真がメインパーソナリティを務め、アシスタントとして文化放送・山田弥希寿アナウンサーが進行役を務めます。 番組では毎週テーマを設け、“由真的”テイストで進…

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