自公 参院選前に新たな経済対策提示　藤井氏「なぜ石破総理は『消費税減税しない』と言ったのかというと……」

藤井氏「野田案でも救われないし、石破案だともっと救われない」

自民、公明両党の幹事長と国会対策委員長は7日、都内で会談した。新たな経済対策を夏の参院選までに提示すると合意した。会談の後、石破茂首相は首相官邸で自民党の小野寺五典政調会長と会い、コメを含む食料品価格の高騰への対応を検討するよう指示したという。

自民党の坂本哲志国対委員長は会談後、記者団に「参院選前に国民の皆さんに納得いただけるような経済対策を打たなければいけないと自公の間で合意した」と明かした。

公明党の西田実仁幹事長は会談で、減税や給付金を検討するよう提案した。物価高が続くなかで家計負担を軽くする狙いがある。減税の具体的な対象には言及しなかった。自民党の森山裕幹事長らは賛否を示さなかったという。

寺島アナ「経済対策は参議院選挙に大きく影響を与えると見られていますが、このような動き、藤井さんどうご覧になりますか？」

藤井氏「これは直接的には消費税減税の問題が一番中心的なポイントになるわけですが、消費税減税については全ての野党と公明党が減税を主張しています。そして自民党議員の中でも参議院議員に限れば、少なくとも報道によれば8割が消費税減税に賛成している。ところが、先週の時点で石破総理は総理の立場として『消費税減税はしない』ということを主張している。これはなぜそんなことを言ったのかということについて取材した方に直接お聞きすると、森山さんが強烈に反対をしているからと。森山さんは『あなたが消費税を減税するんだったら私はもう幹事長辞めますよ』というところまで言っていると思われる、と」

寺島アナ「そこまでですか！？　はぁー」

藤井氏「森山さんがどう言ったかっていうところの事実確認は僕はできないですけど、とにかく強烈に反対していることは事実なんですよね。で、石破さんは森山さんがいなくなったら困るので、どうしたらいいかわかんなくなるので『減税しないから』と先週言ったということなんです。だけど、それで言ったらもう確実に負けるわけですよ、自民党は選挙で。(立憲民主党の)野田の『消費税減税1年限定』っていうだけでも『ふざけんな』っていう話であるにも関わらず、それ以下っていうことですから、もう箸にも棒にもかからないっていうのが、石破のやろうとしていることなんですよね。だから野田案でも救われないし、石破案だともっと救われない。そうすると参議院選挙負けるということになるので『もういい加減にしてくれ』という声が自民党の中ですごく上がっていて、公明党もこのままだったらハッキリ言ってボロ負けするわけですよ。だからもう『国民のことを救ったふりをちょっとでもさせてくれ』というのが公明党の意見でもあるわけだし、そんな状況ですよね」

寺島アナ「えぇ」

藤井氏「で、『消費税減税と名指ししないで経済対策やってくれ』と言ってるわけですよね。でも先週の時点では『経済対策もしない』という発言まであったというふうに僕は聞いていますが、そこはちょっと思い直したのでしょうね」

寺島アナ「そうなんでしょうね。色々ね、数字も出てきているのでしょうし」

藤井氏「でも石破さんは言っていることがコロコロコロコロ変わるので、消費税減税だってまだあるかもしれないですよ。だからちょっとどうなるかわからないですよ」

寺島アナ「最終的には我々有権者、国民のためになるような施策をとってもらいたいですけどもねぇ」

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