東京メトロ会長人事介入問題に、大竹まこと「直接介入とOBが介入ってどこが違うんだか」

東京メトロ会長人事介入問題に、大竹まこと「直接介入とOBが介入ってどこが違うんだか」

Share

3月29日の「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)では、「東京メトロ会長、人事介入」というニュースを元に、官僚の天下りに迫った。

そもそも天下りとはどういった時に発生するのか。キャリアと呼ばれるエリート官僚の中で出世競争に敗れた官僚が、勤務していた官庁と関係の深い私企業や特殊法人などへ再就職する。その慣例がいわゆる「天下り」である。

この天下りによって何が発生するかというと、省庁と民間企業の間での癒着、利権の温床化。高額の給与や退職金が税金から支払われるという問題もある。高級官僚の出世コースに破れたエリート官僚が天下りにより複数の企業を渡っていくことで、退職金が幾度も支払われ、税金の無駄遣いにつながることになる。

 そんな天下りの構造に批判が高まる中、「改正国家公務員法」が施行され、官民人材交流センターが設置されているが、今回のニュースはこの法律の網をかいくぐるOBの存在が問題となっている。

朝日新聞の一面によると、国土交通省の元事務次官で東京メトロの現会長、本田勝氏が、東証プライム上場の「空港施設」に対し、国交省OBの副社長を社長にするよう求めていた問題で、国交省は、本田氏らの聞き取り調査の結果を公表した。本田氏は、同社に対し自身の立場を「有力なOBの名代」と発言したことを認めこのOBについて、元事務次官2人の実名を挙げた。複数の次官経験者とやり取りを経て本田氏が民間企業の人事に介入しようとした可能性があるとある。

大竹「これもずーっと続いてることの氷山の一角でしょ。で、それをOBが指図したりしなかったりって言うのがどこまでが介入なのかもなんか分かりづらいよね。一時期官僚の天下りは禁止です。みたいなことをもう10年以上も前にそんなこと言われてたけど、どの場面でも、そうなってなさそうな感じが続いてるじゃない」

砂山アナ「省庁が直接絡むとこれは国家公務員法違反ですよっていうルールもあるんですけど、OBに関しては、ルールがなかった」

大竹「直接介入とOBが介入ってどこが違うんだか…もしかしたらOBの方が力を持ってるかもしれないじゃんね。OBだからもう力がなくなってるとは言い切れないじゃん。それで民間会社のかなりの副社長とかすごいところに天下っていくわけでしょ。昔言われたことだけど、官僚卒業すると色々な企業を回ってその後もう1回ここに回ってみたいなちゃんとポストが用意されてますよ。みたいな話も漏れ伝わってくるじゃない。それでここで何千万、ここで何千万、退職金もらってねみたいな?(この問題に)どういうメスの入れ方をするんだか」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

で開く

※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。

Share

関連記事

この記事の番組情報


大竹まこと ゴールデンラジオ!

大竹まこと ゴールデンラジオ!

月〜金 13:00~15:30

その他の主な出演者

“面白い”けれど”真剣に”、”くだらない”けれど”正直に”。 …

NOW ON AIR
ページTOPへ