思わず山に登りたくなる!?昭和の山番組に注目! 【アーカイブの森 探訪記#44】
寒い冬の時期が終わり、すっかり気温も暖かくなったこの季節・・。
遠くまで足を運んで色々な場所へ出かけたくなるのではないでしょうか。
今回は、この時期らしい趣味として有名な登山やトレッキング、キャンプなどの「山」にまつわるアーカイブスを紹介したいと思う。
昭和41年 4月10日(日)放送
「マウンテン・ジャンボリー」
この1970年代初期といえば、まさに山(登山)ブームの時代。
ブームの背景を調べてみると、高度経済成長期まで遡る。
当時は都心部で働く人たちを中心に自然を求める傾向が強くなり、登山やアウトレッドなど自然を感じられるアクティブな趣味が定着したと言われている。
また、テレビドラマや映画などで登山をテーマにした番組が多く取り上げられ、若者を中心に「山」ブームが訪れた。
そんな中、文化放送でも「山」にまつわる番組はないかと調べたところ「マウンテン・ジャンボリー」を見つけたのである。
この番組すごいところは「全てが“山”“山”“山”・・・」を山のすべてをテーマにしている番組ということ。
主には山岳気象、推せんコースの紹介など、山を登る人だけが聴くラジオのような、まるで“オタク”向けの番組内容である。
そして、アーカイブスを読み進めていくと、“山にちなんだ音楽”紹介のコーナーがあった。
”山にちなんだ音楽”と言えば皆さんはどのようなイメージの音楽を想像しますか?
「アルプスいちまんじゃく」のような童話曲を流していたのだろうか?
それとも、「アルプスの少女ハイジ」の曲を流していたのだろうか・・。
残念ながら当時の音源は残っておらず、どの曲を選曲したかは謎のままであるが、様々な思いを馳せつつ、これを機会に少し「山」に目を向けてみようと思う筆者であった。
執筆:郷津隊員
『文化放送アーカイブス』
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