【お天気気象転結】米騒動いつまで続く?

【お天気気象転結】米騒動いつまで続く?

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。

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▼6月6日配信号 担当
伊藤佳子

今週後半は晴れて暑くなりましたね。関東甲信地方の梅雨入りの平年日は6月7日。来週は梅雨前線が北上してくる見込みで、本州でも梅雨入りの発表がありそうです。

みなさんは備蓄米、食べてみましたか?
私は税込み3,750円のブレンド米5キロは先日食べきりました。味はそれまで食べていたお米と変わらない、というのが私と夫の感想、つまり「秋に食べる新米ほどではないけれど普通においしい」という感じです。

令和の米騒動は、まだまだ収まりそうにありません。
今週月曜に取材した「ユニディラゾーナ川崎店」令和4年産備蓄米(古古米)の店頭販売には、午前2時半に人が並び始め、午前8時54分には長蛇の列は販売予定の300人(一人1点限りで300袋用意)に達しました。
開店時間は午前10時ですが、整理券をゲットしたらその日のどの時間に取りにきてもいいですよ、というシステムです。



先頭に近い皆さんは午前4時や5時には来ていたそうで、高齢者の方が多かったですね。
「少しでも安く買いたい、家計が苦しい」「子どもや孫の為に並んでいる」「去年の2倍の値段とはそもそも国の失策」「安いに越したことはないけど農家さんは大丈夫なのか?」といった話が聞かれました。
5キロの備蓄米を手にした人は「とにかくと嬉しい」「しばらく麺類が続いたので、きょうはごはんが食べられる」「古古米だけど炊き方を工夫すれば大丈夫!テレビで紹介されていた」と笑顔をみせていました。


先週は備蓄米の倉庫も取材させていただきましたが、倉庫内の気温は11℃~15℃に保たれ寒いくらい。携帯電話もつながりません。
ここにおよそ1トンの備蓄米のはいったフレコンが一つの部屋に1300袋、3~4段にわたって積まれ、「備蓄米」と札がついた30キロの米袋も高く積まれていました。



フレコンは、さわってみるとカチカチに硬かったです。
令和の米騒動は、まだまだ収まりそうにありません。減反政策や農家さんの高齢化などによる離農、猛暑による高温障害も原因の一つとされています。
平成の米騒動も冷夏が原因でしたが、気象・気候変動の影響は大きいです!

気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子

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