止まらぬ値上げ、上がらぬ給料。大竹「数字の裏にはそこで暮らしている人たちがいる」

止まらぬ値上げ、上がらぬ給料。大竹「数字の裏にはそこで暮らしている人たちがいる」

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3月29日の「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)では、「4月は食品約3800品目値上げへ」というニュースを元に、止まらぬ物価の値上げと、上がらぬ給料について考えた。

 

そもそも、一連の値上げについては、新型コロナウイルスや、ロシアによるウクライナ侵攻、円安によって、輸入に頼っていた原材料の価格の高騰などが原因で起きている。そこに、鳥インフルエンザによって「物価の優等生」とされてきた鶏卵の供給不足が更なる追い打ちをかけてきた。

そこに、これも新型コロナウイルスによる世界的な経済の停滞による燃料価格の高騰も相まって、ガス代や電気代が高騰を続けている。

では、賃金は物価上昇に比例して上がっているのかというと、そうではない。厚生労働省は3月7日、2023年1月の毎月勤労統計調査(従業員5人以上の事業所)で実質賃金が前年同月比4.1%減となったと発表した。物価の上昇に賃金の上昇が追い付いていないのが現状だ。

そんな中で、3月24日に総務省が発表したばかりの2月の消費者物価指数は、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が103.6となり、前の年の同じ式と比べて、3.1%上昇と政府によるこの電気ガスの抑制効果で伸び率が1年1カ月ぶりに鈍った。

政府による軽減策で消費者物価指数は1年1か月ぶりに伸び率に陰りを見せたが、大竹は次のようにコメントした。

大竹「この後電力会社は電気代の値上げを考えているんですね。そうなってくると、今ちょっとだけ抑制が効いている形になっているかもしれないけど、多分電気代もまた上がるだろうと。問題はいろんなものが上がっている。例えば食用油は31.7%。食パンが11.5%。ハンバーガーも17.9%。みんな上がってるわけだよ。で、日本の給料(実質賃金)は下がっている。0.6%。ちょっとテコ入れはあるにしても、給料が下がってて物価が上がってるんだよ。もちろん家賃とか電気代とかも全部上がってるわけだよ。指標に現れているのは数字だけだけど、数字の裏にはそこで暮らしている人たちがいて、ギリギリで暮らさなくちゃいけない」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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