実は日本は水資源が乏しい国

実は日本は水資源が乏しい国

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日本に水は無限にあると思っている方は多いのではないでしょうか。6月3日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では水ジャーナリストの橋本淳司に日本の水の現状を語ってもらった。

大竹「日本は水がたくさんあるように思っているんですけど」

橋本「水と空気はタダという言葉もありますが、実際、日本はそんなに水がある国ではないんです。瑞穂の国だとか水源の森が日本を育んでいるみたいなことは幻想に近いです。日本に降る雨の量は世界の平均くらいあるんですけど、人口が多いですから、人で割ってみると1人あたりの水資源というのは凄く少ない。それから日本って山から海への距離が凄く短いじゃないですか?」

小島慶子「急勾配でどんどん流れていっちゃうんだ?」

橋本「日本は降った雨を貯めておけない地形で海まで流れていってしまうんです」

大竹「あっという間に海まで行っちゃうんだ」

橋本「そうなんです。そうすると日本の1人当たりが使える水の量っていうのは世界平均の4分の1くらいなんです。日本は水に恵まれているようでいて、きちんと管理しないとどんどん流れていってしまう」

小島「まして、ここ数十年の間に河川を治水のためにコンクリートで固めちゃったり、山も雑木林じゃなくて植林なので水が流出しやくなっている。昔に比べるとうまく地中に含むなど水を貯めておく自然の構造がなくなっている」

橋本「水が猛スピードで流れ始めている状況なんです。田んぼや森林は水がゆっくり流す装置なんですね。そういったものがないがしらに扱われていく。それから近年の治水工事政策は水路ができたり、ダムができたなどコンクリートで覆う作戦なんです。コンクリートで覆うと水はけが良くなる。街から水がどんどん出ていく。また想定していた以上に雨が降ると、逆に危ない。溢れる水量が多くなってしまう」

 

この他にも番組では橋本淳司が日本の水がどうなっているかて話しています。気になる方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。

「大竹まことゴールデンラジオ」は平日午後1時~3時30分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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