みうらじゅん、「ヒゲラルキー」の調査を語る。ヒコロヒーから本の感想を聞く

みうらじゅん、「ヒゲラルキー」の調査を語る。ヒコロヒーから本の感想を聞く

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大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日13時~15時30分)、6月12日の放送に、みうらじゅんが出演。4月に発売した著書『アウト老のすすめ』に関して語った。

大竹まこと「今回の御本は『アウト老のすすめ』といいます。表紙にはヒゲをたくわえた、みうらじゅんさんが写っています。どこかで聞いたんですが、ヒゲをたくわえてから、不審尋問(職務質問)に引っかからなくなったと」

みうらじゅん「そうなんですよ。この番組に(レギュラーで)出させてもらっていたときは、よく街で警察の方が来られて『どうしましたー?』と。どうもしていないのに声をかけられた。コロナ禍でマスクしていたというのもあったと思いますけど。そのとき『老けづくり』というのをしようかなと思って。周りが若づくりを始めるから、ロック的には逆転の発想で、やったほうがいいなと」

大竹「ヒゲって俺も生やしているけど、犯罪と遠いイメージあるよね」

みうら「かつてはよくお札の人がヒゲを生やして、ニセ札がつくりづらいんじゃないか、という話を聞きました。昔の人ってすごくヒゲ、出ていたじゃないですか。伊藤博文さんかな。あの人は後ろからでも北・南ウイングが見えるぐらいだった。俺、『ヒゲラルキー』というものがあるんじゃないかと思って」

ヒコロヒー「あら、また新しい(言葉)」

みうら「年配の人よりも下の人間がヒゲを伸ばしてはいけないルールがあるんじゃないか、と。それで聖徳太子から、絵や写真を集めて。コロナ禍で、ヒゲのスクラップを始めたんですよ。不要不急の人間ですから、役に立つことはないと思うんですけど。浪曲の田辺一鶴という人がすごくて」

大竹「すごかった! ものすごいヒゲで。口角泡を飛ばして、みたいな浪曲の人」

みうら「『ポークサラダ兄ィ』という曲も出した、人気者でしたよね。一鶴を頂点としたヒエラルキーというのがあることはわかったんですけど、年齢を調べると、誰よりも年上だったわけではなくて。ヒゲラルキーはヒゲにはない、と判明した」

ヒコロヒー「結局、ヒゲラルキーはない、と」

みうら「大竹さんはいま、ちょぼちょぼで、俺のほうが生えている。ヒゲラルキーがあるなら失礼にあたる」

大竹「俺は若いころ、コメディアンがヒゲ生やして、なんだ、と言われるぐらい早かった」

みうら「ヒゲラルキーとヒコロヒーってちょっと似ていますね」

ヒコロヒー「似ています。他人事ではない感じで聴いています」

大竹「ヒコロヒーさんは『アウト老のすすめ』を読んで、とても感じ入ったところがあると」

ヒコロヒー「メチャクチャおもしろくて、さすがみうらじゅんさんという感じで。独自の視点で日々のことをユーモラスに描いていらっしゃいます。2時間ほどでパーッと読めました」

ヒコロヒーは、みうらじゅん著『アウト老のすすめ』を絶賛しつつ、自分の将来を想像してショックを受けた部分もあると語った。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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