
コメ5キロ4000円は「適正」それとも「高止まり」?消費者側は安ければ…
寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が6月27日に放送。金曜コメンテーターで郵便学者の内藤陽介氏と、コメ価格について意見を交わした。
これが現在の市場の適正価格
寺島アナ「地域のJAがコメ農家に提示する今年産のコメ出荷価格が60キロで2万円台に乗る見通しであることが分かりました。去年の秋に60キロ1万円台後半が中心でした24年産の銘柄米を上回る水準です。岩手・茨城のJAは小泉農水大臣が要望した農家から直接買い取る形の価格で2万円以上を保証します。農家への提示額が上がっているのは、民間のコメ業者との集荷競争が激しくなっていることが要因です。農家の出荷段階で上昇が続くと、店頭のコメ価格引き下げは遠のくことになりそうです。業界内では、スーパーの店頭価格が5キロ4000円前後で高止まりとの見方が出ているといいますけれども、内藤さん、この辺りはどうご覧になりますか?」
内藤「これ、高止まりなんですかね。なんでもそうですけど、政府が価格を統制しようとしてもうまくいかないんですよ。日本みたいな大きなマーケットの国ではね。本当に行き過ぎた急変は対策を取る必要があると思いますが、ある程度適正価格で落ち着くという話なので、実際、農家の方の生活も成り立たないといけないと考えると。もちろん我々として見れば、安きゃ安い方がいいに決まってるんですが」
寺島「消費者側はね」
内藤「ただ、5キロ4000円前後というのが、他の諸物価全部上がってますからね」
寺島「そうですね」
内藤「そうすると、多分、これが現在の市場の適正価格というふうに理解して、それを前提にいろいろ考えなきゃいけないですよね」
「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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