
【日本民間放送連盟賞】文化放送の番組がラジオ部門東京地区審査 2部門で1位!報道番組部門『全生園の柊』・教養番組部門『「ドンとモーグリとライオンと ~やなせたかし 名作前夜」』
7月4日(金)に発表された「2025年日本民間放送連盟賞 ラジオ部門東京地区審査」の結果において、文化放送は報道番組部門で「文化放送報道スペシャル『全生園の柊』」、教養番組部門で「文化放送開局記念 昭和100年スペシャル『ドンとモーグリとライオンと ~やなせたかし 名作前夜』」が1位となりました。
(「報道番組部門」・「教養番組部門」「エンターテインメント番組部門」「生ワイド部門」の各部門で審査)
◆報道番組部門 東京地区審査1位作品
「文化放送報道スペシャル『全生園の柊』」
放送日時: 2024年10月25日(金)午後7時00分~8時00分
出 演: 長野智子
平沢保治さん、山内きみ江さん、山岡吉夫さん (多磨全生園入所者)
赤沼康弘さん(ハンセン病国家賠償訴訟弁護団)
プロデューサー:関根英生 ディレクター:相笠淳一
構成:桐木啓子 取材:石森則和 ナレーション:太田英明
制作協力:多磨全生園入所者自治会
番組概要:
20世紀に入り日本が一層の近代化を推進する一方、優性保護(すなわち劣性排除)の名の下にハンセン病に対する偏見を国民に植え付け、壮絶な差別を生んだ負の歴史を検証し、その過酷な実態を「証言」として記録する特別番組として放送しました。現在およそ90人のハンセン病回復者が入所している、国立ハンセン病療養所「多磨全生園」は、1909年の開設から115年。1世紀以上の月日が流れましたが、かつて園の全周をはりめぐらしていた柊の生垣は、今も一部で確認することができます。これら柊の生垣は、かつては入所者の脱走を許さない為の鉄条網であり鉄格子でした。
番組では、長野智子が「多磨全生園」を訪れ、3人のハンセン病回復者を取材。3人の肉声と関係者への取材から、“生きること”“生きていること”を消し去られていたかもしれない彼らのこれまでの人生を辿りました。
◆教養番組部門 東京地区審査1位作品
「文化放送開局記念 昭和100年スペシャル『ドンとモーグリとライオンと ~やなせたかし 名作前夜』」
放送日時: 2025年3月31日(月)午前11時00分~12時00分
ナビゲーター: やす子(お笑い芸人) 朗読: 小野大輔
インタビュー出演:久里千春(俳優)、加藤タキ(コーディネーター)、
平松利津子(編集者)、仙波美由記(やなせたかし記念アンパンマンミュージアム振興財団)
企画・ディレクター:豊澤佑衣 プロデューサー:奈良重宗 アドバイザー:鈴木敏夫
構成:山田睦美 編集:池渕浩史 整音:上原裕司
番組概要:
「アンパンマン」シリーズの作者で知られるやなせたかし氏(漫画家・絵本作家・詩人)は、文化放送との縁が深く、1960年代、数多くのラジオドラマ作品を書き下ろし、晩年には同局の番組審議会委員長も務めました。昨年、文化放送が保管資料を整理していた中、やなせ氏が書き下ろしたラジオドラマ台本などを数点発見され、その作品の中には、やなせ氏の後の代表作に繋がるモチーフが数多く散りばめられていました。
当番組では、生前のやなせ氏を知る関係者のインタビューを交えながら、それらの貴重な資料を紹介。番組ナビゲーターは、かねてより「アンパンマンみたいになりたい」と語っていたお笑い芸人のやす子が務め、名作が生まれる「前夜」の息遣いを60分の特別番組として放送しました。
なお、上記2番組を含め、このたび東京地区で1位となった作品は中央審査へと進み、結果は9月に発表される予定です。