
ビールがおいしい夏だからこそアルコールケアが大切!きのこからオルニチンを摂取して「肝臓」の働きを助けよう!
野村邦丸がパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・毎週月曜から木曜9時~13時)内で火曜日の11時半ごろから放送されている「ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」。きのこを食べて身体の内側から「健康」になる方法について、「日頃の生活の中で気になる健康」をテーマに、毎週、その道の専門家に話を聴く。
今週は、アシュラスメディカル株式会社 代表の浅部伸一先生に「アルコールケア」というテーマで話を伺った。
夏はビールがおいしい季節。ついつい飲みすぎてしまう人も多いはず。そんな夏場の飲酒で気を付けなければいけないことは2つ。熱中症予防と二日酔い対策の両面から考える必要がある。アルコールには利尿作用があり脱水症状を引き起こしやすいため、お酒を飲むときは、特に水分補給を徹底することが大切。また、暑い環境での飲酒は熱中症のリスクを高めるため、炎天下での飲酒は控えるようにしたいところだ。
暑い夏、お酒とうまく付き合っていくためには、お酒の適量を守ることが大切。厚生労働省の指針では、1日の純アルコール摂取量を約20g以下に抑えることが推奨されている。(ちなみに20gとは、ビール500ml (中瓶1本)、日本酒180ml (1合)、ウイスキー60ml (ダブル1杯)に相当。)
また、アルコールと水を交互に飲むなど、意識的な水分補給も重要。スポーツドリンクなどの電解質を含む飲料も効果的だそう。
では、食事面ではどんなことに気を付ければよいのだろうか?
邦丸「食事では、どういった栄養素を摂ればいいでしょうか?」
浅部「まず「オルニチン」というアミノ酸の一種があります。先日、「体臭ケア」にも役立つとお話した栄養素でもありますが、アルコールの解毒・分解を行う「肝臓」の働きを助ける栄養素ですので、二日酔い予防の効果も期待できます。オルニチンというとシジミが有名だと思いますが、実はきのこには、シジミの5倍~7倍のオルニチンが含まれています。そして、アルコールを体内で代謝する時に必要になる栄養素「ビタミンB1」も大切です。アルコールを摂ると、体内のビタミンB1が大量に消費されて不足しやすくなり、疲れやすさやだるさにもつながってしまいます。きのこは、ビタミンB1を比較的多く含む食材ですので意識的に補給するのがおすすめです。最後に「食物繊維」です。食物繊維は、腸に長く留まる栄養素ですので、アルコールの吸収も緩やかになり、二日酔い予防にもつながりますので、「食物繊維」の豊富なきのこなどをたっぷり摂るようにしてください」
邦丸「バーベキューなんかやる時もしいたけ一緒に焼いて食べるのがいいんでしょうな。しっかり食事を摂って、アルコールケアしたいものですね」
「くにまる食堂 ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」は毎週火曜日朝11時半ごろ、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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