SF界の巨匠と呼ばれた作家・小松左京によるホラー小説をラジオドラマ化! “戦争の不条理さ”や“人の心の闇”を暴き出した異色作『文化放送 終戦80年スペシャル 小松左京原作 ラジオドラマ「くだんのはは」』8月15日(金)午後3時~

SF界の巨匠と呼ばれた作家・小松左京によるホラー小説をラジオドラマ化! “戦争の不条理さ”や“人の心の闇”を暴き出した異色作『文化放送 終戦80年スペシャル 小松左京原作 ラジオドラマ「くだんのはは」』8月15日(金)午後3時~

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文化放送は、終戦から80年を迎える8月15日(金)午後3時00分より、特別番組『文化放送 終戦80年スペシャル 小松左京原作 ラジオドラマ「くだんのはは」』を放送します。

当番組は、SF界の巨匠と呼ばれた作家・小松左京のホラー小説「くだんのはは」をラジオドラマ化して送る特別番組。江戸時代から、戦や災いなどで人々の心が不安になると、未来を予測する人物が現れたり、預言の書が流行すると言われています。近年も、とある自然災害における一種の予言がネット上で話題となりましたが、戦時中にもこのような都市伝説的な噂がたびたび言い伝えられました。

戦争末期のつらい日々を過ごす、小松左京の分身のような旧制中学の生徒が主人公の「くだんのはは」。その主人公の語りで展開される本作品は、ホラーやファンタジーの形を守りながら“戦争の不条理さ”や“人の心の闇”が暴き出されており、「小松左京の最も恐ろしいホラー」とも評されています。

戦後80年を迎えたこの夏、文化放送では小松左京のこの異色作品をラジオドラマとしてお送りし、80年前の世界にリスナーの皆さまをいざないます。

小松左京 撮影・濱井武 ©小松左京ライブラリ
物語の舞台となる芦屋の街並み
物語の舞台となる芦屋の街並みを取材する鈴木敏
左から)炭谷勘吉、姫野春菜、高橋星七

◆「くだんのはは」あらすじ
昭和20年6月、当時中学3年生だった主人公の「良夫」は、阪神間の空襲で家を失い父とともに路頭に迷いますが、旧知の家政婦の助けである芦屋のお屋敷の離れに住まわせてもらうことになりました。飢餓状態にあった戦争末期でも、なぜかこの家では食物に困ることがなく、焼夷弾も落ちてこない。このことが良夫には不思議でなりませんでした。そして良夫がもう一つ気になるのは、母屋の2階から聞こえてくる少女のか細い泣き声だったのです。

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