
水無しでコメ作り? 政府が「陸稲栽培」に補助金を出して増産を支援!
野村邦丸アナウンサーが大将を務める「くにまる食堂」(文化放送・毎週月~金曜9時~13時)。8月14日(木)の最初のコーナー「ニュース一番出汁」では、邦丸アナとパートナーで俳優の内藤剛志が、「陸稲」というコメの栽培方法に対して、政府が補助金を出して支援する方針を打ち出したというニュースについて意見を交わした。
野村邦丸アナ「乾いた田んぼに種もみをまくコメの栽培方法に対して、政府が補助金による普及支援に乗り出すことが分かりました。苗作りや田植えの手間がいらないためコストが抑えられ、規模拡大や需要に応じた増産を後押しすることが期待できます。政府は2027年度に予定する水田の直接支払い制度見直しに関連して、こうした栽培方法を支援の対象に盛り込む考えで、補助金支給の仕組みや単価については今後決定する方針ということです。
私茨城に居た時に経験したのは、この田んぼに水を張らないやり方なんです。乾いた土に種もみをまいていくんですよ。陸の稲と書いて陸稲(りくとう)、茨城では『おかぼ』って言ってたかな?」
内藤剛志「え? それじゃあ昔からあるやり方なんですか?」
邦丸「確か、昔なんかうちの今は亡き義理の母が言っていたように思います。で、当時はやっぱり水を張らないとお米の水分量は足らないんで、味はちょっと落ちるって言われたんだけど、今の『陸稲』は最初から種もみをまいて、そこで伸びてきた稲穂を刈って脱穀して食べるっていう、この技術が結構進んでいるそうです。種の改良もあったんでしょう、美味しくなったらしいんですよ」
内藤「ということは苗にしないんですよね?」
邦丸「苗にしないんですよ。苗にしたものを水を張った田んぼに植えるのが田植えだけど、それを省けちゃうっていう」
内藤「ああ~、そうか。でも美味しいお米が出来るようになったんだからいいのか。ただ、この前たまたまお祭りに参加して水田で田植えしたんで思い出したんだけど、子供の頃ね、父も母も農家なんですよ。そうすると、ビオトープじゃないけど、そこにいろんな生き物がいるじゃないですか。あれを見るのも感じるのも、田んぼだったりする」
邦丸「そうそうそう」
内藤「カエルがいたり、オタマジャクシがいたりとか、ザリガニが横の側溝のところにいたりとか。そういう何か自然がものすごく近いところにあったイメージがあるんですよね」
邦丸「おそらく水田方式はやっぱりメインストリームだと思いますよ。ただ石破総理大臣も米をこれから増産しますっていう方向に舵を切り始めたんで、こういうような形で米不足を防ぐためのものをやろうという」
内藤「手間が少なくて済むってこと?」
邦丸「おそらく田植えをせずに済むっていうのが大きいでしょう。昔の手植えの頃で、よく何でおじいちゃんおばあちゃんは腰曲がるかって言ったら田植えやってるからって聞きましたけども、ただそれも今、田植えもどんどん技術が進歩して、機械植えが多いですよね」
内藤「この前お祭りだから実際手で植えたんですけど、本当に大変でした。横に一列に線を張ってマークがあるところに植えていくんですけど、本当ずっと屈みっぱなしなんですね。
足がまたなかなか抜けないので。非常に苦労しましたが、割となんとなく適当でいいらしいんですけども、すごく緊張した記憶がありますね。今機械のやつは後ろにこう、パカッと苗をセットして田んぼを走って行くと自然に植えられるという」
邦丸「6条植えっていう、一気に六列稲を植えられる機械ね」
内藤「こういうのがあるんですか、お米の作り方」
邦丸「はい、『陸稲(りくとう)』、または『おかぼ』。コメの増産にも、いろんな方法があって、政府が補助金を出して本腰を上げているよっていうニュースでした」
「くにまる食堂」は平日朝9~13時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。