
「欧州のRoad to Tokyoがアツい」EKIDENNews西本武司欧州レポ~TrackTownJPN
ただ走るだけ、ただ飛ぶだけ、ただ投げるだけでない陸上競技の魅力を。日本唯一の陸上『雑談』専門チャンネル『Track Town JPN』
東京2025世界陸上開幕まで1カ月を切りました。
2025年8月15日配信のPodcast番組Track Town JPNでは、欧州でダイヤモンドリーグや周辺大会を現地観戦し、世界陸上に向けた選手把握と動体視力を強化中のEKIDENNews西本武司さんの現地レポをお届けしました。
ブリュッセル コンチネンタルツアー・ブロンズ(IFAM Outdoor Oordegem)所感
日本から選手大量参戦
世界陸上出場を諦めない“標準突破/ランク上げ”狙い。関東学連派遣の学生を中心に30名超がエントリー。
会場ではナショナルレコードや標準記録突破で鐘が次々鳴り、世界大会行きを勝ち取る選手が続出。
日本勢は想定より結果が伸びず一部でPB/SBは出たが、標準突破の波には乗り切れず。
国際基準・選考環境の変化
2022オレゴン世界陸上以降、ワールドランキング運用と「参加標準」重視の流れが一段と強化。
各国が“標準を切るための育成・戦略”にシフトし、この大会でも標準突破の実例が激増。
“ポイント積み上げ・レース選択の妙”だけでは通用しにくく、日本勢の従来戦略は見直し必要な局面に来ているかも。
中長距離を中心に、(締切の)8月24日まで今後も各地の“Road to Tokyo”系記録会で標準突破者が増え、ランキングボーダー選手の弾き出しが進行するかも。
アメリカ国内選考レースで漏れたメダル級選手が残りのダイヤモンドリーグに参戦し、年間チャンピオン=世陸ワイルドカードを目指す。
日本から出場した各選手のレースは
飯澤選手の1500mは3:39,24に終わる。
5000m出場の鈴木芽吹選手は最速組に入るも13:16のシーズンベストも上位争い絡めず。日本選手権以降調整不足ながら力を維持したことを確認。
同じく5000m出場の井川選手は(鈴木芽吹選手)のひとつ前の組で先頭集団に食らつき、終盤勝負に加わり13:14台で自己新。海外での自己ベストは評価できる。
男女3000m障害は男子は新家選手、女子は西山選手が出場。序盤からハイペース隊列に押し下げられ、追走の苦しい展開。新家選手は8:19の自己新マークするも集団全体のハードリング速度・精度が高く、世界的な底上げを実感。参加標準突破者が男女で続出。
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“競技をどう楽しむか”に特化。選手名鑑型ではなく、各種目を“誰と・どう見ると面白いか”の視点で作る。
西本さんはシレジア、ローザンヌ、ブリュッセル、チューリッヒとダイヤモンドリーグを連戦し9月上旬の代表確定を見届ける予定
※写真はすべてEKIDENNews西本武司さん
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