
村尾信尚「プーチン大統領の野望を止めることができるのはロシア国民」
トランプ大統領はアラスカでプーチン大統領と会談。その後、ホワイトハウスでゼレンスキー大統領、西欧諸国の首脳らと会談を行い、ロシアとウクライナの戦争の終結方法について話し合った。8月19日の「くにまる食堂(文化放送)」では、関西学院大学教授の村尾信尚が、この戦争を止めるにはどうすればいいのか自身の見解を語った。
村尾「トランプ大統領はどちらかと言えば批判されることが多いですが、一方で積極的に動いていると思うんです。プーチン大統領に会ってみたり、ゼレンスキー大統領に会ってみたり、西欧の各首脳にも会いました。そういう意味では、とにかくなんとか自分がまとめようという意欲はあるんだと思います。今、プーチン大統領の野望を抑えるためにトランプ大統領や西欧諸国が動いていますが、プーチン大統領を脅かすことができるのはロシア国民そのものだと思うんですね。だからロシア国民の不満がどんどん高まってきて、やっぱり、もうウチのトップはプーチンじゃダメだというような雰囲気をロシア国内でつくることが重要で、そういう意味ではロシアへの経済制裁について、もっと色んな工夫を重ねなくてはいけない。そうなるとポイントは中国とインド、この2国がロシアとの経済取引をどれだけ辞める用意があるのかということだと思います。中国の思惑もインドの思惑もあるとは思いますけど、やはり経済的にシワリジワリとロシアを締め詰めていく。そしてロシア国民が、こんなことではダメだという機運を醸成する。そこにトランプさんが、どうやって中国やインドに働きかけることができるのか。今の報道ではあまり聞こえてきませんが、そこがポイントのひとつだと思います」
番組では、この他にも村尾信尚がこの問題について語っています。もっと知りたいという方はradikoのタイムフリー機能でお楽しみ下さい。
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