参院選後の石破総理の本音とは?ジャーナリスト・鈴木哲夫が独占取材

参院選後の石破総理の本音とは?ジャーナリスト・鈴木哲夫が独占取材

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8月22日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後4時台「ニュースアップデート」のコーナーでは、「独占取材 サシで聞いた石破総理の本音」というテーマで、ジャーナリストの鈴木哲夫氏に話を伺った。

長野智子「哲夫さんは石破総理とサシでお話しされる間柄。そんな哲夫さんから見て、総裁選で勝って、それから参議院選挙で今回負けて、その前後で総理は変わりましたか?」

鈴木哲夫「僕がちょっと厳しい言い方を常に石破さんに対してしてきたけど、やっぱり総理になってから石破らしさっていうのは出せなかったと思います」

長野「ですよね」

鈴木「それこそ森友(学園)の裁判を受け入れたぐらいです。あとは、まぁ今まで言ってきたことは全部封印している感じがある。『なぜやれないの?』って聞いたら『支持基盤がない。それをやろうとしてもいろんな抵抗勢力もある。それから党内から支えてもらわなきゃいけない。いろんなことがあって……』みたいな感じで言ってましたよ。だけど『それでいいのか?』と。その延長線上にやっぱり少数与党の苦しさもあったし、参議院選挙の敗北も僕はあったと思うんですね」

長野「その敗北の後は変わりましたか?」

鈴木「正直言って変わったと思いますね。僕は石破さんと直で電話をしたのが、参議院選挙が7月20日だったでしょ?で、20日に負けた。で、翌21日の午後2時から記者会見したじゃないですか。続投するのかしないのかが注目されてましたよね?その日の午前中に僕は電話をしたんですよ。それでその時に『続投はどうするのか?注目されるけど』と言ったら『続投する』と」

長野「あっ、もう明言?」

鈴木「午後2時からの会見では『続投する』と言うと。『本当に考えに考えた』と。『こういう少数与党で、選挙の結果もこういう状況を作った責任は自分にあるんだ』と。『だから逆に自分が作った以上、自分がその責任をとるために続投しなくちゃいけないんじゃないか』と。『他人にポーンと投げ渡して、ごめんなさいで、それでいいのか?っていうのが結論だ』って言うんですね。その時に、その続投する理由として2つ挙げたんですよ。これ、選挙の翌日の午前中ですよ?」

長野「うん」

鈴木「1つが“(アメリカとの)関税”。『これをやっぱり最後までしっかりやらなければいけない』と。もう1つ挙げたのが“戦後80年”だったんですよ」

長野「あー、はい」

鈴木「だからこれ、戦後80年のメッセージっていうのは結構そのあとしばらくしてからワーっとメディアにも取り上げられているけど、石破総理の中ではもうその時にすでにあったんですね」

長野「なるほど」

鈴木「『これは絶対に何かしらメッセージを出す』と。これは要するに、閣議決定する談話かどうかみたいな話あるじゃないですか。だけどそのときに『談話ではなくて何かしらのメッセージみたいなものを考えている』と。で、『8月15日は間に合いそうにない』と。そういうこともハッキリ言ったんですね。だから彼が続投を決めた理由の2つ挙げたうちの1つは、実は“戦後80年のメッセージ”だったんですよ。それぐらい想いがあるっていうことですよね」

長野「なるほどね」

「長野智子アップデート」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時、文化放送
(FM91.6MHz、 AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間
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