
国際災害レスキューナースの辻直美さん「災害はこわいけど防災はおもろい」
毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお届けしている番組です。
きょうは、国際災害レスキューナースの辻直美さんに「防災リュックと備蓄」についてお話いただきました。
辻さんは、備蓄について「災害用にわざわざ買っているものはない」と話します。
普段食べているもの、美味しいとわかっているもの、味を知っていて安心できるものを3つ多めに買う「ローリングストック」を実践していらっしゃいます。
また、災害といえる暑さの中、買い物に行きたくない、火を使いたくないこともある。また感染症やケガで外に行けないこともある。
台風や地震だけでなく、普段ちょっとしたトラブルのときに使えるものが詰まっているのが「防災リュック」だと…。
買った防災リュックの中には食べたことのないものを入れている人が多いという話も…確かに!
また、「災害のために日常をもっと楽しむ」「災害はこわいけど防災はおもろい」と話します。
災害ありきで考えがちだが、日々の暮らしを充実させておくと、ストックができて管理・整理整頓ができて、代用方法も考えられる…それが災害時に生きるそうです。
例えば、災害トイレも買ったものだけでなく、家の中にあるものを組み合わせて考えるなど…。
国際災害レスキューナースとして数多くの被災地で活動してきた辻さんは「モノがないからとあきらめない。なくても絶対助ける」そうです。
例えば被災地でギブスがなくても、新聞紙を何枚も重ねて固くして養生テープでくくりギブスにする、傘やボールペンを使って、骨折や突き指を固定するとか。
手ぬぐいと新聞紙があればたいていのことはできると話します。
今朝の「防災アワー」聞き逃した方はradikoでぜひお聞きください。
きょう8月24日の東京都心は、今年最も高い37.3度まで気温が上がり、7日連続の猛暑日となりました。
明日も関東から西日本を中心に猛暑となりそうです。
先日発表になった三ヵ月予報でも全国的に気温が高く、9月10月は特に高くなるとみられ、秋の深まりは遅くなりそうです。
9月になっても猛暑日となったり、夏が長く、秋が短くなりそうです。
( ↓ 気象庁三ヶ月予報 記者会見)
引き続き、熱中症対策を徹底してください。
気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子