【お天気気象転結】最も暑かった今年の夏

【お天気気象転結】最も暑かった今年の夏

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。

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▼9月5日配信号 担当
鈴木純子

気象庁は9月1日、今年の夏(6月~8月)の全国の平均気温は平年より2.36度高く、統計のある1898年以降で最も暑かったと発表しました。これまでの最高記録は2024年と2023年でプラス1.76度だったのですが、これを大幅に超えました。記録的で異常な暑さだったのです。
さらに9月に入ってからも猛暑が続いています。暑さでほとほと疲れ果ててしまった方が多いかもしれませんね。いつも以上にバランス良く食事をとり、質の良い睡眠をとる工夫をするなどして、身体をいたわってください。


△満喫している純子

8月の終わり、今年も流しそうめん大会に参加しました。日野自動車優和会が開催しているもので、優和会は、日野自動車をはじめ、日野市役所などに飾る門松を制作しています。春に筍堀りと門松用の竹選定。夏に流しそうめんと竹でコップと箸つくり、そして秋から冬に本格的な門松作りが行われます。


△あひるのおもちゃが流れています

流しそうめん大会ではそうめんだけでなく、冷やし中華麺も流れます。あひるのおもちゃも流れます。暑い中天ぷらを揚げてくれるチームがいて、たこ焼きも焼いてくれます。かき氷に生ビールも。最高です。
午前11時に集合して竹細工体験、流しそうめん、夜はバーベキュー、花火もやり、一日楽しみます。子どもたちは水鉄砲で大人と本気の戦い。我々、のんびりビールを飲んでいると、突然水鉄砲で撃たれる危険性があるのです。日野自動車優和会の皆さんのモノづくりへのこだわりと夏を楽しみ尽くすパワーが感じられて、このイベントに参加すると、また一年頑張れるます。優和会の皆様、今年もありがとうございました。


△「長野智子アップデート」スタジオ風景

さて、9月1日の「長野智子アップデート」では「関東大震災を体験した人たちの声」をお届けしました。防災の日に皆さんにどんな特集をお届けすべきか考えていたとき、鈴木敏さんから文化放送に保存されていた貴重な音源を聴かせてもらったのです。その番組に衝撃を受け、これは絶対にリスナーさんに聴いていただきたいと企画しました。
1968年に放送された座談会「関東大震災に思う」という番組から、随筆家で渋沢栄一の四男である渋沢秀雄さん、作家の尾崎一雄さん、国策パルプ会長の南喜一さんの三人が自らの被災体験を語っている音声をお聴きいただきました。特に南喜一さんが、実の弟、吉村光治氏が亀戸警察に拘束され、陸軍の兵士らに銃剣で刺殺されたこと(いわゆる亀戸事件)を語る場面は、息をのみます。
まだradikoタイムフリーで聴くことが出来ますので是非聴いてみてください。
関東大震災では朝鮮人、社会主義者が結託して革命を起こそうとしている。毒をもって火をつけているなどという噂が広がり、虐殺事件が起きました。
流言飛語は現代の災害でもSNSなどで広がった例があります。
102年前の災害から我々が教訓とするべきことを心に留めておきたいものです。

気象予報士 鈴木純子

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