ラジオ放送にみるボクシングの熱狂【アーカイブの森 探訪記#61】

ラジオ放送にみるボクシングの熱狂【アーカイブの森 探訪記#61】

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アーカイブの森の資料を探索していると、
スポーツに関する番組や話題をしばしば目にすることがある。
その中でも多数を誇るのが「野球」であるが、
それに次いで多かったのが「ボクシング」である。

今ではあまりラジオで番組や中継などを聞くことがないので、
今回は資料で見つけられた範囲で放送をまとめてみる。

まずは1966年8月8日放送、
『プロボクシング世界フェザー級タイトルマッチ「サルジバル 対 関光徳」』

日本ボクシング界で圧倒的人気を誇った関光徳と
フェザー級 世界タイトル保持者のサルジバルとの一戦。
メキシコからの生中継で、
文化放送をキー局に全国29のネット局で放送された。

次は1971年4月1日放送、
『プロボクシング世界フライ級タイトルマッチ
 「チャンピオン大場政夫 対 ベツリオ・ゴンザレス」』

前年、フライ級チャンピオンの座を手に入れた大場政夫と
フライ級2位のベツリオ・ゴンザレスの一戦。
大場の初防衛戦だけに、注目度はかなり高かったようだ。

最後は1970年12月3日放送、
『プロ・ボクシング 小林弘 対 西城正三 ノンタイトル10回戦』

こちらは少し変わった一戦。
世界ジュニア・ライト級チャンピオン小林弘と
世界フェザー級チャンピオンの西城正三のノンタイトルマッチである。
日本人チャンピオン2人の対戦、番組副題に「悲願実現」とあるように、
ファン必聴の一戦だったに違いない。

また【アーカイブの森 探訪記#60】でも取り上げた「バッチリ対談」という番組で
試合の前日、前々日に
小林と西城、それぞれの試合への意気込みを放送するなど、
この試合の注目度の高さが伺えた。

ということで今回は、
過去の番組資料から「ボクシング」をテーマにピックアップした。
取り上げた番組の他にも、東京オリンピックに臨む選手による特集番組、
元ジュニア・ミドル級チャンピオン 輪島功一をゲストに、その半生を聞く番組など
ボクシング関連の番組や話題を発見し、当時の熱狂を感じられた。

それでは、今後も文化放送に眠る資料から、
気になる話題をピックアップしていきますので、更新をお楽しみに!!

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