
性加害者の家族の実態
性加害者の家族はネット上で個人情報が晒され社会から排除される実態があるという。9月9日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、「夫が痴漢で逮捕されました 性犯罪と『加害者家族』」という本の著者でソーシャルワーカーの斉藤章佳がその実態を語った。
斉藤「性犯罪の事件というのは非常に社会からも注目されやすい側面があると思います。報道でも起訴される前までは過熱し、起訴された場合は99.8%くらいが有罪なので、その後、報道は収まっていくんですが、その背景にある加害者の家族は殆どスポットライトが当たらないまま社会から排除されていくので、その人たちのそれからの人生ってどうなっていくんだろうということを多くの人は知らないと思い執筆しました」
大竹「日本における加害者の家族は随分追い詰められて生きているんじゃないかという想像が湧きますが…」
斉藤「刑事事件になると刑事手続きが始まりますので、逮捕、勾留、そして起訴、裁判、判決というふうに流れていきます。こういう刑事手続きの中でご家族が強いる負担というのは非常に大きくて、経済的にも社会的にも心理的にも大きな負担があるのが加害者の家族の現状です」
小島慶子「加害者として自分の家族が捕まって、訴えられてとなった時に家族に何が起きるのか、今だとネット上で個人情報まで全部暴かれてしまうことなんかもあるわけですよね」
斉藤「特に性犯罪は事件が起きるとネット上で色んなスレッドが立ち上がり、そのスレッドの中に元々、加害当事者自身がSNSを使っていれば、そこの写真が使われスレッドが一人歩きしながら家族に付随する情報が住所も含めて晒されてしまうという苦しい現実があります」
この他にも番組では斉藤章佳が性加害者の家族の実態を伝えています。気になる方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。
「大竹まことゴールデンラジオ」は平日午後1時~3時30分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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