パレスチナ国家承認、フランスも加わり160ヵ国に。トランプ大統領は国連を痛烈批判!

パレスチナ国家承認、フランスも加わり160ヵ国に。トランプ大統領は国連を痛烈批判!

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9月24日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、ニューヨークの国連本部で開かれた首脳会議で、パレスチナを国家承認する国が160ヵ国になったというニュースについて意見を交わした。

森永氏「フランスが承認したことで、このパワーバランスがどう崩れていくか。日本もいずれは対応を求められてくるのでは」

寺島尚正アナ「アメリカ・ニューヨークの国連本部で22日、イスラエルとパレスチナ国家の共存を目指す『2国家解決』に関する首脳レベルの会合が開かれました。フランスなど6ヵ国がパレスチナの国家承認を表明し、前日のイギリスなどと合わせ2日間で少なくとも10カ国が承認を表明。これで承認国は国連加盟国の8割以上のおよそ160ヵ国となり、国際社会によるイスラエルへの外交圧力が強まっています。フランス・マクロン大統領は会合冒頭の演説で『パレスチナ人の正当な権利を認めることは、イスラエル国民の権利を損なうものではない。国家承認こそが平和をもたらす唯一の解決策だ』と訴えました。フランスの国家承認によりG7=先進7カ国で承認したのはイギリス、カナダも含め3ヵ国となりました。一方で日本とドイツ、イタリアは『2国家解決』への支持を表明しつつ、承認は見送りました。イスラエルを擁護するアメリカは会合に反発し、欠席しています。『2国家解決』をイスラエルは受け入れない……こういう風に見られているわけですが、森永さん、今後の展開というのも注目ですね?」

森永康平「フランスの場合はイスラム教徒も多いですし、世論調査なんかを見てみると7割ぐらいがパレスチナ国家承認というのを支持しているという結果も出てますから、そういう意味では国内から出てきた圧力も大きいのかな、というふうに思います。ただ一方でイスラエル側の政権の状況を考えると、戦争をやめることで今の政権がもたないという、まったく本来の大義とかとは関係ないところの力学も働いてしまってますから、やはりこのイスラエルを支援・支持しているアメリカ側がどこまでイスラエルの現在の立場を支持し続けるか、ここが最後だと思うんですよね。アメリカを動かすためにG7内で今対応が割れてしまってますけれども、パレスチナ支持派っていうのが今回フランスという形で出てきたっていう形でここのパワーバランスがどう崩れていくか。今、日本は見送ってはいますけれども、日本とかもそのうちG7の1ヵ国としてドイツイタリアあたりとともに対応を求められてくるんじゃないかと思いますね」

寺島「トランプ大統領ですが、23日に国連総会で演説し『国連がアメリカ主導の和平努力を支援していない』と批判しています。自身が国際機関の支援なしに複数の世界的紛争を解決したとも言明。トランプ大統領は『私は7つの戦争を終結させ、関係各国の指導者と交渉したが、国連から合意の締結に協力するとの電話を受けたことは一度もない』と述べています。また、トランプ大統領は『国連の目的は何なのか。国連は非常に大きな可能性を秘めている。しかしその可能性を十分に発揮していない』とした上で『非常に強い言葉を使って手紙を書くだけで、その後何のフォローアップもしていないようだ。空虚な言葉ばかりだ。それでは戦争は解決しない。戦争を解決する唯一の方法は行動だ』と言明しています」

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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