
ドラマからコンサートまで!セイ!ヤング特別回特集【アーカイブの森 探訪記#65】
大人気を博した文化放送の番組、セイ!ヤング。
今回はそんなセイ!ヤングの特別回や特別企画について
いくつか資料を発見したので、ご紹介していく。
まずは、昭和46年12月31日深夜0時~放送の
「セイ!ヤング年忘れパーティー」を取り上げる。
この回はスタジオに木曜レギュラーのかまやつひろしをはじめ、
土居まさる、みのもんた、落合恵子、加藤諦三といったセイ!ヤングの
全パーソナリティの参加で放送された。
さらに、京都のはしだのりひこの自宅と中継を繋ぎ、生演奏を披露、
スタジオにもスパイダーズ57をはじめとしたゲストバンドを迎え
演奏が披露されたようだ。
その他、富士山頂・成田山からの生中継など年末スペシャルならではの
盛りだくさんの内容で、大いに盛り上がった様子が想像できる。
次は、昭和48年4月7日21時~放送の
「セイ!ヤング・コンサート」を取り上げる。
この回は土曜21時からの特番で、
同年3月25日に当時の渋谷公会堂で開催された
「セイ!ヤング・卒業・入学おめでとうコンサート」の様子を放送したもの。
落合恵子、みのもんた、せんだみつお、谷村新司など
セイ!ヤングパーソナリティと、ビリー・バンバン、アリスなど
豪華ゲストを迎え、生演奏はもちろん、企画コーナーも行われたようだ。
最後は、昭和49年8月8日放送の
「セイ!ヤング」内、旧盆特集第一夜
放送劇 小松左京作 “ツウ・ペア” を取り上げる。
この旧盆特集は、セイ!ヤング内で深夜1時~1時20分の間に
計6回にわたって、怪談を放送劇(ラジオドラマ)にして放送したもの。
第一夜は日本のSF界を代表する小説家、小松左京作の「ツウ・ペア」を放送した。
あらすじはこうある。
多木雄三は、平凡なサラリーマンだった。
ある夜、酔ってアパートに帰った多木が、手を洗おうとすると、
その手にべったりと血がついていた。
驚いてみるとシャツの胸許も血だらけで、
その上女ものらしい長い髪の毛が二筋くっついていた。
一卵性双生児を題材とした、小松左京らしいSF調の怪談だという。
一見するとホラー色の強いあらすじだが、
そこに「一卵性双生児」というテーマがどう絡んでくるのか、
展開が気になるところである。
今回は、文化放送の大人気番組、セイ!ヤングの特別回について取り上げた。
年末のラジオらしい企画から、番組名を冠したコンサートの開催
夏の時期にピッタリなラジオドラマなど、
バラエティに富んだ企画を発見することができた。
それでは、今後も文化放送に眠る資料から、
気になる話題をピックアップしていきますので、更新をお楽しみに!!
関連記事
この記事の番組情報
