1130デー企画!『開局当時の値段でおそばとカレーとラーメンを!』【アーカイブの森 探訪記#71】 | 文化放送
49年前の1976年11月30日、開局25周年企画として、
当時の文化放送の周波数1130にちなんだ、
「1130デー企画」が行われたという資料を発見した!
現在の文化放送の周波数は1978年11月23日より今の1134KHzに変更されたが、
それ以前は1130KHzだった。
内容は、午後の生ワイド番組、
みのもんたの「ダイナミック・レーダー」の放送中に
都内の飲食店4店と協力して、
文化放送開局当時(1951年)の値段で料理を提供するというものだ。

今、都内でラーメンやカレーを食べようと思ったら800円から1000円は当たり前だが、
当時の値段は、おそばが17円、ラーメンが30円、カレーが50円と、
今の物価を考えると信じられない価格だ。

値段もさることながら、その金額で提供してくれるお店も太っ腹だし、
番組の放送中限定でのタイムサービスなのがラジオとの連動企画って感じがして面白い。
それにただお店に来て安く食事ができるだけではなく、
文化放送にゆかりのある落語家さんなどが中継レポーターとして来店し、
目の前で開局当時の思い出を語ってくれるのは
リスナーとしてはいろんな意味で嬉しい企画だったのではないだろうか。
ほかにも、当時10代で「あゆ朱美」名義で活動していた俳優の「戸田恵子」さんも
中継レポーターとして参加していたらしく、
料理の値段からレジェンド俳優の若き頃まで、
この企画から文化放送の歴史を感じたし、
「ラジオ」「リスナー」「地域(お店)」が繋がれる素敵な企画だと思った。

今年の11月30日「1130デー」に、文化放送のラジオを聞きながら
ラーメンやカレーを食べるのもなかなか乙かもしれない。
執筆:アーカイブ探訪隊員 原田
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