【箱根駅伝予選会】中央学院大がトップ通過 法政は17秒届かず本戦連続出場10でストップ

【箱根駅伝予選会】中央学院大がトップ通過 法政は17秒届かず本戦連続出場10でストップ

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第102回箱根駅伝の予選会が、10月18日、東京都立川市の陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園までの21.0975km(ハーフマラソン)のコースで行われた。各校最大12人が出走し、上位10名の合計タイムで争われる。

成績は以下の通り。

1位 中央学院大学 10時間32分23秒 3年連続25回目
2位 順天堂大学  10時間32分35秒 15年連続67回目
3位 山梨学院大学 10時間32分44秒 6年連続39回目
4位 日本大学   10時間32分57秒 3年連続9回目
5位 東海大学   10時間34分07秒 2年ぶり52回目
6位 東京農業大学 10時間34分59秒 2年ぶり71回目
7位 神奈川大学  10時間36分07秒 3年連続56回目
8位 大東文化大学 10時間36分12秒 4年連続54回目
9位 日本体育大学 10時間36分14秒 78年連続78回目
10位  立教大学   10時間36分56秒 4年連続31回目
———以上10校が箱根本戦出場———
11位  法政大学   10時間37分13秒 11年ぶり
12位  明治大学   10時間38分54秒 2年連続
13位  専修大学   10時間39分06秒 2年ぶり
14位  日本薬科大学 10時間40分25秒 初出場ならず
15位  駿河台大学  10時間40分42秒 2年連続

トップの中央学院大学はエースでキャプテンの近田陽路(4年)が日本人トップ(全体7位)の快走。前回の吉田礼志に続き、2年連続中央学院のキャプテンが日本人トップを獲得した。
前回予選会は11位に1秒差の10位で出場を決め、本戦ではシード圏内まで7秒に泣いた順天堂大学は、吉岡大翔(3年)がチームトップの26位1年生の井上朋哉(洛南)は初ハーフながらチーム3位の1時間02分50秒、全体の1年生のトップで走り切った。上位10人が63分台までにまとめる総合力の高さを示した。
3位の山梨学院大学は、ブライアン・キピエゴ(3年)が全体トップの1時間00分16秒と驚異的なタイムで大きくアドバンテージを得た。さらに、阿部紘也(2年)が日本人3位(全体10位)に入った。
4位・日本大学シャドラック・キップケメイがチームトップ、全体2位の1時間00分31秒。3年連続個人トップとはならなかったが、力を示した。
5位には東海大学が入り、2年ぶりに箱根路への切符をつかんだ。エースでキャプテンの花岡寿哉(4年)、永本脩(3年)、兵藤ジュダ(4年)が62分台で走ると、前回フィニッシュ直前で棄権となったロホマン・シュモン(4年)もチーム6位で突破に貢献した。
6位は、こちらも2年ぶりに箱根路に返り咲きを果たした東京農業大学。前回はエース・前田和摩(現3年)を欠いて1秒差に涙を飲んだが、その前田はチームトップの1時間02分12秒。故障明けで練習が積めていなかったと明かしたが、地力を見せた。
7位には神奈川大学。エースの宮本陽叶(4年)がチームトップの1時間02分50秒で走りきった。レース中、2人の転倒がありながらも堅実な走りが光った。
8位は留学生を登録せず、日本人選手だけで戦った大東文化大学入濵輝大(4年)、中澤真大(2年)、棟方一楽(3年)らが上位で走ったほか、1年生3人がチーム6番、7番、8番で走り切った。真名子圭監督就任から4年連続の本戦出場を決めた。
9位には日本体育大学。5km通過、10km通過が19位と出遅れたかに見えたが、15kmでは15位、17.4kmでは12位と徐々に順位を上げ、9位に滑り込んだ。4年生の“3本柱”(平島龍斗、田島駿介、山崎丞)がしっかり仕事を果たした。特に平島は日本人2位に入る活躍で、チームの78回連続78回目の出場に貢献した。
10位には、前回トップ通過を果たしていた立教大学。エースの馬場賢人(4年)を欠きながら総合力で戦い、4年連続の本戦出場を決めた。

一方、10位立教まで17秒差で涙を飲んだのが4年ぶりの予選会出場となった法政大学。17.4kmでは9位に入っていたが、最終盤に逆転を許した。それでも、次期エース・野田晶斗(3年)がチームトップで走り切ったことは次のチームにつながるだろう。なお、法政大学の「10時間37分13秒」は周回コースだった95回大会を除いて、落選チーム最速タイムだった。
12位には、今季大志田秀次監督が就任し、チームの立て直しをはかっている明治大学。2年ぶりの本戦復帰とはならなかった。
13位には、前回予選会2位で通過した専修大学。中盤に集団走が崩れた影響もあり、スピードレースに対応できなかった。
14位には前回21位から大躍進の日本薬科大学。留学生を含め2名が62分台、4名が63分台とチーム全体で力をつけてきたことが窺える結果となった。
15位には2年ぶりの出場を目指した駿河台大学。後藤宣広監督、田鎖慶太ヘッドコーチ体制で挑んだ初めての予選会だったが、本戦への切符には届かなかった。

来年1月2日、3日に行われる第102回箱根駅伝には、予選会を突破した10校に加え、シード校10校(青山学院大、駒澤大、國學院大、早稲田大、中央大、城西大、創価大、東京国際大、東洋大、帝京大)、さらに予選会敗退校の選手で構成される関東学生連合チームを加えた21チームが出場する。

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