
大竹まこと「労働組合が参加しているというのはおかしな話」 全米各地で大規模反トランプデモの現状
お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜11:30~15:00)10月20日の放送では大竹と経済アナリストの森永康平氏が、全米各地でトランプ政権に対する抗議デモが行われたという日刊スポーツの記事を取り上げた。
大竹まこと「ものすごい人数があちこちでデモをしていたね。この中に労働組合などが連携して入っていると。トランプ大統領はラストベルトの人々の仕事を取り戻すんだと、関税なんかも引いて守ろうとしたけれど労働組合が参加しているというのはおかしな話ですよね」
森永康平「やっぱり関税を上げることで、アメリカの製造業が復活しますということにはならないと。むしろ関税を上げたことによって国内の物価が上がってしまって生活が苦しくなるというようなこともあるので、そこはどういう発想でいたのかというのかが疑問ですよね。あとは人権団体とかが動いているだけだったらそんなに気にしないのかなと思うんですよね。でも一方で最近アメリカの政府機関の閉鎖で経済の指標が出なくなってしまったということもありますし、企業業績も関税の件でかなり厳しくなるという話が出ているので、ビジネスサイドで不満が出てきたり市場でトランプさんの政策に対する嫌気が出てきたりすると彼はそちらを気にして政策を戻す可能性はあるなと思いますね」
大竹「移民問題だけをクローズアップしていたけれど、それだけでは治らないということだよね」
森永「そうですね。実際にアメリカのデータを見てみると不法移民はいっぱいいました。実は建設業界などは不法移民を労働力の一部にしていたところもあるんですよ。それを戻したことによって労働力が減ってしまった。人を雇うということでお金が必要になる。そしてこれがインフレ圧力になるということも徐々に起きてきているので……」
大竹「状況としては日本でも外国人の排斥運動みたいなものが一部で起こっているけれども、やはりそこも似たような傾向と言えるんでしょうか?」
森永「世界的にそういう傾向はありますよね。アメリカ日本だけではなくヨーロッパでもそうですし。ヨーロッパの政治状況なんか見ると右傾化しているとか……話が少し広がってしまっていて、不法な人がダメですよねというのは僕もその通りだと思いますけど、少し枠が広がってしまって『外国人はダメですよね』みたいな話になってしまっているのかなという印象はありますよね」
大竹「この労働力は日本にとっても貴重な労働力なはずなんだと」
〈参考〉
全米で「反トランプ」デモ「NO KINGS」スローガンに 700万人、強権に抗議
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午前11時30分~15時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。
関連記事
この記事の番組情報
