
高市総理、社会保障給付見直しの「国民会議」新設を表明へ。藤井氏「これは本当に素晴らしい」
10月23日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、木曜コメンテーターで京都大学大学院教授の藤井聡氏と寺島尚正アナウンサーが、高市総理の所信表明演説に関するニュースについて意見を交わした。
藤井氏「過剰医療の問題も取り扱われるべきですよ」
22日、本格始動した高市政権。高市総理大臣は総理官邸で「しっかりと意思決定し、前に進む。スピードを上げて懸命に働いていく」と語った。総理は近く行う政権運営の基本方針を示す所信表明演説で、社会保障の給付と負担のあり方の見直しに向け、超党派と有識者を交えた「国民会議」の新設を打ち出す方向で調整に入ったという。
税や社会保険料の負担に苦しむ中・低所得者の負担を軽減し、所得に応じて手取りを増やす必要性に触れる。所信表明演説は24日実施を目指しているという。
寺島アナ「高市政権、社会保障のあり方に向けて『国民会議』を新しく作る。 この動きはいかがでしょうか?」
藤井氏「これは本当に素晴らしい。僕はこれ、ずっとやるべきだと思っていたわけですよ。ところが、この社会保障改革っていうのはずっとどういう枠組みでやってきたのかといったら、税と社会保障の一体改革っていって財務省でやってたんですよ。これでいったら結局、消費税増税にしかならんのですよ」
寺島アナ「息のかかった人たちが入ってくる」
藤井氏「そこを上回るというか国民会議にするわけですよ。ここで結局、過剰医療の問題も取り扱われるべきですよ。高市さんはそれを考えてくれてるんちゃうかなぁ。国費において医療費が高くなってしまっているのは、過剰に診療してるわけですよね。むしろ診療報酬は上げたらいいと思うんですよ。なぜかと言ったら診療報酬を下げたら薄利多売しよるから、医者って。薬売りもめちゃ薬を売ろうとするから。診療報酬はたっぷりやって、その代わり不要な医療行為をやめてください、と。これが答えなんですよ」
寺島アナ「ぜひ国民会議で扱ってもらいたいですね」
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