「危機管理産業展」…「歌う防災士・しほママ」に会いました!

「危機管理産業展」…「歌う防災士・しほママ」に会いました!

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毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお届けしている番組です。

10月1日、今回で21回目となる「危機管理産業展」が東京ビッグサイトで開かれ、今年も頻発する大雨災害や地震の影響で「防災・減災」に注目が集まる中、およそ350社が出展、リスクに対処する最新技術の製品やサービスが展示されていました。

会場で「歌う防災士・しほママ」こと防災安心プランナーの柳原志保さんにお話を聞きました。

「しほママ」は、宮城県多賀城市のご出身で、現在熊本県和水町にお住まいです。
東日本大震災で避難所生活を経験、移住先で熊本地震、熊本豪雨も経験。3つの大災害からの教訓を、ママ目線でわかりやすく、歌も交えて伝えていらっしゃいます。

今回「しほママ」が被災地でヒアリングし、ファンデクセルという企業と共同開発して作ったトイレセットQbitが展示されていました。
避難所向けは500回分のトイレセットに加え、使い方ポスターやリングライトも入っています。誰でもポスターを読めば使い方がわかるようになっています。
「しほママ」は発災時トイレは「初動が大事」と話します。

この夏から秋にかけてゲリラ豪雨も頻発し、関東でも浸水被害が相次ぎましたが、止水板もいくつか展示されていました。
例えばアクアフェンス社の「フラッシュウォール」
簡易型の止水フェンスで1人で設置できて折りたたんで専用バッグに収納できるというものです。鮮やかなオレンジ色の止水フェンスです。

他にも一見ペラペラの麻袋に見える吸水性の土のう(水のう)「アクアブロック」というものもありました。
水を吸わせると厚み2ミリ、重さ400gの麻袋が、わずか3分ほどで約20kgの土のうになります。

また、冬に向かうと暖房器具も使うし、火災が多くなります。消火ができるカーテン「プルシェルター」が展示されていました。
帝人フロンティアの岸本隆久さんにお話を伺いました。

帝人のアラミド繊維の優れた耐熱性・難燃性と、カネカのアクリル系合成繊維が持つ火災の延焼を防ぐ消火性とを組み合わせた新しい防災カーテン素材だそうです。
カーテンを引っ張るとフックが簡単に外れるようになっているので、万が一火災が発生したときフックごとカーテンを取り外して、延焼を最小限に防ぐことができるというものです。

きょうの「防災アワー」聞き逃した方はradikoでぜひお聞きください。

気象予報士・防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子




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