【お天気気象転結】アンコンシャス・バイアスってわかります?
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。
▼11月7日配信号 担当
伊藤佳子
11月7日は24節気の「立冬」いよいよ冬の始まりです。
3日文化の日には東京でも木枯らし1号が吹き、朝は10度を切る寒さとなる日も…。
日中との気温差も大きく、インフルエンザ感染者数も10週連続の増加、体調を崩さないようにマスク・手洗をこまめに、睡眠・栄養もしっかりとって乗り切りましょう。
さて、昨日まで「キッザニア東京」で「アンコンシャス・バイアスウィーク」というイベントが開かれました。


「アンコンシャス・バイアス」って何のことかわかります?
これは「無意識の思い込み」のことで、例えば「新幹線の運転士になりたいけど女の子はなれないよね」というような「思い込み」だそうです。ちなみに東海道新幹線の女性運転士は2003年には4人だけだったのが20年後の2023年には80人と20倍に増えたそうです。
参加した子どもたちは、ワークショップで学んだあと、例えば「社会で100点を取る!」「サッカーをがんばる!」「看護師になりたい」「おもちゃ工場の工場長になりたい」といった夢をチャレンジカードに書いて壁に貼ります。また、「男の人に向いている仕事、女の人に向いている仕事はあるか?」といったアンケートに投票、無意識の思い込みについて考えました。



「性別にとらわれない自由な選択を」といいますが、今の教育ってそのあたりはけっこう気を配っていますよね。ウチの子どもが小学生だった20年前もそうだったけど、今はもっと進んでいる、今回取材した小学6年生にインタビューしてもそう。
でも、関係者の話だともっと成長して「進路」「就職」になると、女の子は理系に行かないとか、仕事も女性が少なく家庭との両立が難しそうな職種は選択しない傾向があるとか…そうなのかな?
私は「男女雇用機会均等法」成立後2年目に宮崎放送に就職、女性社員はお茶くみが当たり前の時代でした。
今は女性が少しは働きやすい時代になっているのかなと思いつつ、話を聞くとキャリアの途中での出産・育児は、いまだに難しい問題みたい。
責任ある仕事をしている中で、どのタイミングで出産するのか…東京都は2023年から「卵子凍結」に助成金を出していますが、予想を大きく超える人数が応募してきました。そうだろうなと納得はできます。
気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子
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