維新・藤田共同代表の記者名刺公開に、大竹まことや青木理がコメント
11月6日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、「日本維新の会」共同代表・藤田文武氏が、自身を取材した記者の名刺画像をSNSに投稿した件について取り上げた。
番組では、まず東京新聞の記事を紹介。
10月30日、「日本維新の会」の藤田文武共同代表が、自身を取材した赤旗日曜版記者の名刺をX(旧Twitter)に投稿した。
取材内容は、藤田氏の公設秘書の会社への税金還流疑惑報道について。
Xに投稿された画像では、記者の携帯電話番号やメールアドレスの一部こそ伏せられていたもの、氏名、所属部署、直通の電話番号やFAX番号などが伏せられることなく載っていた。
4日の会見で藤田氏は「伏せていない部分は公開情報だ」と述べたが、当該の編集部によると、電話番号やFAX番号は一般には非公開の情報だという。
青木理「原則的に言うと、僕や大竹さんを含め、メディアで仕事をしている人っていうのは責任を負っているわけです。新聞もどんどん署名記事になっているし、誰がどんな記事を書いたのかっていうのは、読者が知るべき情報だと思うので、記者は発信の責任は負わなくちゃいけないと思うんですけれども……。
このケースは藤田共同代表が、自分の不正行為への指摘に反論しているわけですよね。反論するのはいいと思うんですよ。でもそれと同時に、記者の名刺をそのまま載せるというのは、『こんなとんでもない取材記者はこいつらだぜ』って言ってることになる。要するに、メディアや記者への恫喝です。
ましてや藤田さんっていうのは、公党の、政権与党の代表ですから、こういうことをするのは『こんなとんでもない記者たちのことを攻撃してください』って言ってるようなもの。特に今のネット上っていうのは、個人攻撃であふれていますから」
大竹まこと「『攻撃してください』ってメッセージだよね?」
青木「そういう風に受け取る人はたくさんいると思います」
記事内では、実際に記者や編集部への攻撃の兆候があると書かれていた。
ジャーナリストとして当該記事にコメントを出している青木は「無論メディアにも色々な問題はあるが、こういうことは許してはいけない」と番組内でも主張した。
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午前11時30分~午後3時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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