銚子電鉄・取締役が語る。『ぬれ煎餅』や様々な企画は「電車を残すため」

銚子電鉄・取締役が語る。『ぬれ煎餅』や様々な企画は「電車を残すため」

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大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日11時30分~15時)、11月27日の放送に銚子電鉄・取締役の西上(にしうえ)いつきが出演。『ぬれ煎餅』販売、「お化け屋敷電車」などでも話題となる銚子電鉄の経営状況について語った。

青木理「根っからの『鉄ちゃん』ということですよ。もともと名鉄(名古屋鉄道)の運転士をされていたと」

西上いつき「名鉄で車掌や運転士も務めていました。現在は銚子電鉄で。速度が40キロに。前は120キロだったので3分の1になりました(笑)」

大竹まこと「ご苦労様としか言いようがないけど(笑)。銚子電鉄は、いま10駅あると。それを40キロで」

西上「実際に最高速度が出るのはもうほとんどなくて。表定速度は20キロぐらいとか。じっくりじっくり、ゆっくりと走っております」

青木「西上さんは名鉄の運転士だったわけでしょう。その免許があれば銚子電鉄でも運転士ができるんですか?」

西上「そうなんです。新幹線や蒸気機関車やディーゼルなどは免許が違うんですけど、いわゆる『電車』は全国共通で。銚子電鉄は少し古い車両を使っているので、いわゆるマニュアル的な運転というか。難しいといえば難しいかもしれません」

大竹「銚子電鉄にいつから入っているんですか?」

西上「4年ほど一緒に働いています。2022年から地域おこし協力隊という、市からの募集がありまして。外部的にはサポートしていて、本格的には昨年6月からですね。役員になって2年目です。メディアにも出て、テレビで取り上げていただくことも多く」

大竹「『ぬれ煎餅』は最初に当てた大ヒット商品?」

西上「おっしゃるとおりで。せっかくなので皆さんにご試食いただければと思いまして(持ってきた『ぬれ煎餅』を取り出す)」

青木「おいしい。“カツオ”と書いてあるのはカツオ味ということですよね」

西上「はい。カツオと、大竹さんが召し上がっている“ひ志お”というのは、銚子の伝統の固形のしょう油を練り込んだ、ひ志お味というものです」

大竹「銚子電鉄はとにかくお金がないと。鉄道会社なのに自転車操業だ、と。年間の売上のうち、えっ? 鉄道以外の収入が8割!?」

西上「最新のデータだと全体で6億円ぐらいの売上があるんですけど、8割は『ぬれ煎餅』を中心とした食品事情でして」

大竹「電車やめればいいのでは?」

西上「いやいや(笑)。電車を残すために応援、購入いただいている。そういうところでなんとか存続しています」

青木「僕も田舎出身だから思う。鉄道って商売といえば商売だけど、少ないからやめる、となれば地元の人が困る。守ってもらわないと、という人がいますよね。新幹線や山手線など、いっぱい儲かるところが、そういうところに再配分する。本来は必要なことだけど、そういう風潮もなくなってきた」

西上「少しでもそういったお金を全国のローカル鉄道に持ってくれば、私たちの経営状況も楽になってくるのかな、と」

ほかにも銚子電鉄の取り組みや商品などの話が展開し、大竹が企画を提案する場面もあった。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午前11時30分~午後3時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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