大竹まこと「食料自給率から見ても作らなければいけない」おこめ券を巡る政策に懸念

大竹まこと「食料自給率から見ても作らなければいけない」おこめ券を巡る政策に懸念

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お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜11:30~15:00)12月8日の放送では大竹と経済アナリストの森永康平氏が政府が「重点支援地方交付金」の使途として自治体に推奨している「おこめ券」を巡る問題に関する東京新聞の記事を取り上げた。

森永康平「まずやはり何をしたいのかが明確ではないと思うんですよね。お米の価格が高くなって困っていますということに対する対処法は本来は農政が間違ったところを直しましょうというところが本筋だと思うんですよ。そういうところをしないまま”おこめ券”を配ろうとするとこうした事務手数料の問題も出てきますし、それでもやりたいのだというのならせめて今後に繋がる一工夫をすべきだと思うんです。紙ではなくデジタル化ができないのかという議論があってもよいと思いますし。もちろんそれをやってしまうとスマホを持っていない人はどうするんだという意見が出るとは思うんですが、それをいつまでも言っていたら必ず物理的な制限をかけ続ける政策しかできなくなるので、そういった進んだ理論にきっかけにするのはアリかなと思います。紙でやるから事務手数料がかかってしまう、これが初めて出てきた話題ならまあまあと思いますけれど、都度この話をして紛糾しては沈静化して忘れるというのを繰り返しているなという印象がありますよね」

大竹まこと「以前から農業従事者と当事者が対立していくような構造が描かれているけれど、そうではないよね」

森永「全然違うと思います。やはり、見合った対価はとるべきだと思うので、農家さんが赤字だけどやっていますという状況は健全ではないですから、消費者は然るべき対価を支払うべきだと思うんですよね」

大竹「食料自給率から見ても作らなければいけないと俺は思うんだけどね。結局生産調整みたいなことをしようとしているわけでしょう?」

森永「そうですね。いまだに世界ではメイドインジャパンのプレミアムがあるわけですから、別に作りすぎた分は外にブランド米として輸出して買って貰えば良いわけであって。どんどん減らしながら米不足だ、価格高騰だと。ちょっと自作自演というか、それでいておこめ券発行しますとなってくると、やはり利権が絡んでいるのではないかというツッコミをされても仕方がないですよ」

〈参考〉

「おこめ券を配る」と明言した自治体はゼロ…首都圏28市区に聞いたら、政府のゴリ押しが浮き彫りになった

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